2023/3/7(うとQ世話しお知らせ2023 /3/22「原稿用紙3枚以内掌編小説シリーズ 217内 新々シリーズ 混戦模様シリーズ53「「自分の主は自分で良い」券」(A ticket (=rights) of “My owner is Me myself.” is good!!)の発売
2023/3/7(うとQ世話しお知らせ2023 /3/22「原稿用紙3枚以内掌編小説シリーズ 217内 新々シリーズ 混戦模様シリーズ53「「自分の主は自分で良い」券」(A ticket (=rights) of “My owner is Me myself.” is good!!)の発売
●案内文(本文、序からの引用)
「芭蕉の俳句が手本。このコンセプトを活かし、今少しガイド的な言葉添えをした新しい表現形式が出来ないものか?」
で、今回からその訓練がてらに掌編小説を原稿箋3枚以内で書き表すトライアルを始める事に致しました。
●2023/3/7本日のオマケ記事
本編は原稿用紙3枚以内掌編小説シリーズ内、新々シリーズ「混戦模様」シリーズとなります。
本書は新々シリーズその53、通しNoでは217でございます。
2023/3/7-2
(オマケの英語教室 ticket)
昔自分が子供の頃に、家の婆ちゃんがチケットの事を「チッキ」と呼んでいたのを覚えております。
当然コンサートなんかのチケットである筈は時代考証的にもないのですが、かといって電車やバスの乗車券でもありませんでした。
それでは何のチケットだったかと申しますと、大きな駅構内で、乗客が運べない様な重たい荷物を搭乗列車迄運んだり、或いはその逆に到着列車から「国電」迄運んだりして生業を立てていた「赤帽さん」から手渡された「預かり札」の事を指して特に「チッキ」と呼んでおりました。
「荷物のチッキ。どっか行っちゃったわ。どうしましょう」
みたいな感じで使っておりました。
自分は生まれてこの方コンサートなどにはほんの数回いった程度の人間ですので、自分がチケットと言って思い出すのは何もありません。
飛行機は搭乗券と呼びますし。船の場合は乗船券、電車の場合は英語のチケットではなく日本語の「切符」と個々一品名で呼んでおります。
と言う訳で自分はticketと言う言葉を日常生活ではほぼ皆無的に使っておりません、です。
因みに既出の「国電」とは今のJR.の事で御座います。
上記既出の家の婆ちゃんの独り言は、シチュエーション的には、九州からの列車が東京駅に着いて、国電の中央線ホーム迄荷物を運んで貰う為に其の荷物を赤帽さんに預けた後の独り言で御座いました。
幸いチッキは見つかり中央線までは載せられたのですが、その後家までどうやって運んだかは全く覚えていない次第です。婆ちゃんじゃなくて、子供の頃からボーッとしていた自分が、ですが。
そう言えば、序と言えば序の話になりますが、ホームに婆ちゃんを迎えに行った折、反対側の番線に出発待ちの列車が入っていたのですが、そこでとんでもない光景を見た覚えがあります。
身なりのきちんとした若い女の人が、家族が必死になって引き止めるのに逆らって
「ヤダ。私、あの人の居る街に行くの。止めないで。あの人が好きなの」
と乗車口のステップの処で家族ともみ合いながら人目も憚らず泣き叫んでいた光景です。
今でも覚えている位ですから、当時子供ながらに、それ迄見た事のない空前絶後ともいえるド迫力に体全体を押し捲られて唖然、呆然、自失同然の「ぽっ、かぁ~ん」、顎「あんぐり」的に相当なるショックを受けたのだと思います。小学校低学年の頃だったと思います。
その時は、後日の脚色によれば「女の一念、恐るべし」だったのですが、以降現在に至るまで、切符一枚片手にトランク一つで見知らぬ街へぶっ飛んで行く様な「♬one way ticket to the moon♬タイプの女の人」にお目にかかった記憶がございません。恐らくこの女の人がこういったタイプの「最後の一人」だったのかもしれません。
「絶滅危惧種」ではなく絶滅しちゃったのかな?この種族。
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