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オマケの英語教室 rush

2021/7/23
(オマケの英語教室)
Rush
昭和30年代から40年代前半にかけて「ラッシュアワー」とか「通勤地獄」という言葉がありました。
駅のホームの下はたばこの吸い殻だらけで、電車が入ってくると電車の中はすし詰め状態。中は既にすし詰めなのに、ついたその駅では更に多くの人が「押せや、押せや」で乗り込んでくる。自力では乗り込めきれないのは物の道理なので、それを無理矢理押し込む駅員さん部隊もありました。
乗るのも汗だく、押し込むのも汗だく。
おまけに車内はエアコンが効かないどころか、生ぬるい風を撹拌するだけの扇風機しか回っていないという状態。
よくもまぁ、あんな状態にみんな文句も言わず耐えていたものだと感心もします。
今思うとその熱気が懐かしい気もしますが、仮にあの頃に今のコロナ禍が襲来していたら、2mディスタンス破りなんぞは屁のかっぱ。
3密、濃密、濃厚接触当たり前で、それこそ感染大爆発。
恐らく首都圏や名古屋圏、近畿圏はコロナ禍蔓延で全滅状態になっていたのではないでしょうか。
前置きが長くなりましたが、本日のお題は、その折出てきたラッシュアワーに使われていたrush
についてです。
外国人従業員だけの当店では
「急げ、急げ、早く、早く」を示すのにquickではなくこのrushという英語を使っています。
意味合いとしては上記の「急げ、早く」と言うよりもっと熱気のこもった感じで、より的確な日本語にすると自分の感覚では
「わっせ、わっせ」
に近いような。
そうしてその前か後には「うんとこ、どっこい、ほいさっさ」なんかがついている感じとでも申しましょうか。
これを冒頭の「ラッシュアワー」の光景に当てはめて英訳すると
They, passengers rushed into train cars. And station staff team pushed and screwed them into the train cars. Inside it, looked like as the same as condition of oil-sardine can.
(乗客達は電車の箱内になだれ込んだ。そして駅の押し込み部隊が乗客を箱の中に押し且つネジ込んだ。中は丁度オイルサーデンのカンの中も同様、の状態に見えた)
となります。
あと、当店では
「あっ、やべっ、腹にきた。トイレに駆け込まなくちゃ」

Oh my god!! Just coming “Pippi. Should rush into toilette booth.

「バタバタするんじゃねぇ。落ち着け」

No need and stop rush-rush mode. Get calm down.
といったりしています。
Rushという英単語には大元のイメージとして「慌てて、勢い込んで、熱を帯びて、尻に火がついて」など緊急事態時の爆発的エネルギーモードの存在があるような気がしております。
前向きに言いかえれば「火事場の馬鹿力」モード。
状況がなんとなく今コロナ禍にも当てはまりそうなので、我々も今コロナ禍でこの「火事場の馬鹿力」を発揮したいものです。
We hope this rush-rush spirit appealing under this Covid-19 world.
(追記)
英単語にはあまり一語一意の適語訳を追い求めない方がいいように思います。それよりは英単語一語に対して大元の雰囲気やイメージをぼんやり掴んでいる方がいろいろ発展的に使えて重宝する気がしております。勿論、民間の一市井人の経験則からの非学問的見解ではありますが。

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