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【メモ】東大世界史:2013年 第2問(1) 古代キリスト教史

(問a) キリスト教徒がローマ皇帝に迫害された理由を2行以内で説明しなさい

【解答のポイント】
(形式面) 2行以内=30字 x2行 - 冒頭に問題番号(記号)=59字以内
1. ローマ皇帝によるキリスト教の迫害=ディオクレティアヌス帝
2. 迫害の理由:「キリスト教徒は、ディオクレティアヌス帝によって強化された皇帝崇拝を拒否した」(東京書籍『世界史B』p56)
3. キリスト教徒は3世紀以降に増加した

【解答例①】
キリスト教徒が皇帝崇拝を拒否したから (18字)
【解答例②】
ディオクレティアヌス帝によって強化された皇帝崇拝をキリスト教徒が拒否したから (38字)
【解答例③】
3世紀以降に増加したキリスト教徒がディオクレティアヌス帝によって強化された皇帝崇拝を拒否したから (48字)


(問b) キリスト教はローマ皇帝によってどのように公認されたか、その皇帝の名前と公認の理由に触れながら、2行以内で説明しなさい 

【解答のポイント】
(形式面) 2行以内=30字 x2行 - 冒頭に問題番号(記号)=59字以内
1. ローマ皇帝によるキリスト教の公認:コンスタンティヌス帝・ミラノ勅令(313年)
2. 公認の理由:「キリスト教は社会階層や民族差をこえて広がった」ため「迫害よりも懐柔が得策と考えるにいたった」(同p56)
3. ミラノ勅令:キリスト教を含め、すべての宗教の信仰の自由を認めた勅令(山川世界史用語集p29)
【注意】
問われてるのはキリスト教の「公認」であり、字数制限を考えると「国教化」までは解答できない

【解答例①】
迫害するよりも懐柔するほうが得策と考えたコンスタンティヌス帝は313年にミラノ勅令を発布し、キリスト教を公認した (56字)
【解答例②】
迫害よりも懐柔が得策と考えたコンスタンティヌス帝は信仰の自由を認めるミラノ勅令を発布し、キリスト教を公認した (54字)
【解答例③】
迫害よりも懐柔が得策と考えたコンスタンティヌス帝は信仰の自由を認めるミラノ勅令を313年に発布し、キリスト教を公認した (59字)

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