見出し画像

独学かつ副業でモノづくりを実現させた素人デザイナーのお話 #6

前回は、3Dビジュアル化についてお話しました。今回からは具体的に製品として実現していった過程についてお話しします。


「#6 協力会社をさがそう」

今回までで、アイデアをプロダクトに落とし込み、ビジュアル化するところまで来ました。ここまでくると、あとは「いくらかかるか」「どうやって作るか」といった具体的なパートになります。

まずは情報収集です。
「腕時計 オリジナル 製作依頼」などで検索すると、オリジナルの腕時計製作をOEM事業としているメーカーがいくつもあることが分かりました。
さらにどういう製品が作れるか詳しく調べると、

①形は規格品で柄や色をカスタム
②完全フルオーダー

上記2種類があることが分かりました。
今回の10watchの場合は②になります。

ここで会社選定の大切なポイントとしては下記をよく見るようにしました。

・制作実績
・HPの「ニュース」が頻繁に更新されているか

制作実績は言うまでもないですが、会社がしっかり活動しているかはニュースの更新頻度で分かります。因みにこれは就職活動でもチェックしていたポイントでした。
これらを踏まえて、しっかりと対応してくれそうな会社を8社ほどピックアップし、完成イメージをまとめたプレゼンシートを添えて各社に見積依頼しました。

完成イメージCG
コンセプトや機能について

それから1週間以内に各社から様々な返信がありましたが、いくつかのパターンがありました。

①初心者でも丁寧に対応。このくらいの金額で是非うちでやらせてほしい。
②まずは打合せしましょう。ざっくりと金額はこのくらいです。
③素人は相手にしない。図面も仕様書もないのに声かけるな。
④そもそもやっていない。

③は中小企業あるあるですね。HPには「初心者歓迎!」と書いてあるのに実際は違うという、、。
そして、①と②に該当する3社に絞りました。

実際に打合せをすると、各社それぞれに明確な特徴がありました。
A社・・・最も安い。各工程ごとに費用を提示してくれて堅実な印象。
B社・・・クラウドファンディングの実績や販路などノウハウが豊富。
C社・・・最も高いが品質は一番。設計者もオフィスにいて密な連携。

これは悩みどころでした。予算に余裕があれば迷わずC社ですが、個人の貯蓄では限界がありA社かB社で悩み、結果B社にしました。
全てが初めてなので、納品して終わりではなく様々なノウハウを学びたいと思ったからです。

今回の10watchはB社ですが、次回作はA社、その次はC社と、予算が増えていけば依頼していきたいと考えています。


今回の話はここまでです。
協力先が決まり、ここからはメーカーとどのように作り上げていったのか話していけたらと思います。

(最新の情報はこちら)

インスタグラム https://www.instagram.com/uto.design.official/

フェイスブック https://www.facebook.com/uto.design.official/

いいなと思ったら応援しよう!