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独学かつ副業でモノづくりを実現させた素人デザイナーのお話 #9

前回は、製品の試作から量産ついて説明しました。今回は製品撮影についてお話しします。


「#9 プロの技を徹底的に取り入れる」

量産が完了するまでの4ヵ月の間に、進められることを先行して以下について行いました。

①製品撮影
②HP作成
③クラウドファンディング開始

まずは商材が無いと始まらないので、早速撮影から開始しました。幸運なことに、カメラに超詳しい友人がいるのでお願いすることにしました。

撮影は、単体撮影ロケ撮影の2種類あります。

単体撮影は自宅で撮れるのですが、ロケ撮影は場所とモデルが必要になります。個人で資金が全然無い私は、1日で全部撮ることにし、モデルは友人2名、場所は小さなカフェを3時間貸切りました。スペースレンタル費用は3万円でした。

スタジオ撮影風景1

初めてだったので事前にカメラマンと打ち合わせをし、他社の画像などを徹底的に分析して構図や雰囲気・色味などをあらかじめ決めていました。

当日は腕時計のほか、色の異なる衣類、文房具やコップや本などの小物を持参して臨みました。今回の撮影では顔が映らないアングルにしたため、画像が単調にならないように背景や服装などを都度変えて撮影しました。

スタジオ撮影風景2

当初、3時間のレンタルは長すぎるのではと思っていたのですが、実際に撮影を開始してみると1カットあたり10分~15分くらいかかりました。3時間レンタルといっても、後片付けなども含まれるので実際には2時間半ということもあり、かなり焦りながら急ピッチで進めました。

結果、13カットの撮影を行うことができました。

屋外撮影

そこから移動して屋外での撮影も行いました。人気の少ない場所、太陽の位置などを考慮しながら撮影しました。
ここで失敗したことは、少し肌寒かったので長時間の撮影はモデルには厳しく、また寒くて血色がよくないことでした。しかし、この日に撮り切らないといけなかったので必要な5カットを1.5時間ほどで撮りました。

単体撮影

ロケ撮影を終えた後は、カメラマン宅にて単体撮影も行ってもらいました
これに関しても他社時計メーカーなどの商材写真を徹底的に分析し、最適なアングルや雰囲気など詳細内容を共有して進めてもらいました。
ロケ撮影と単体撮影を撮り終え、カメラマンに現像してもらったデータをPhotoshopで自然に見えるように調整し、商材写真を準備しました。

ここまでのことを無報酬で手伝ってくれたカメラマンには本当に感謝です。どこかで必ず恩を返そうと思います。

こうして商材写真が手に入ったことで、リリースに向けてHP作成からクラウドファンディングなどを進めていくことができるようになりました。


今回の話はここまでです。
次回はHP製作からクラウドファンディング開始についてお話していきます。

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