にしざわゆうと

カレーが好きです。無職に戻りました。

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最近の記事

映画『BLUE GIANT』を観ました。

※ネタバレはありませんが多少内容に言及します。まっさらで楽しみたい方は続きを読まないことをおすすめします。 ※映画本編のみに対する感想です。原作はほぼ未読ですのであしからず。 福井市の「HALF」という喫茶店に一度だけ行ったことがある。カレーがおいしいことで有名だったのだけど、マスターにとっての主役はあくまでコーヒーだった。カレー単品での注文は受け付けられず、態度次第では怒られることもあるとの事前情報を得ていた。 失礼ながらコーヒーもカレーもおいしい以上の感想を記憶していな

    • 2023年3月

      これは、口語詩句投稿サイト72hに投稿した私の俳句です。 前 インスタントだね。 朝のきらきらの一切を反射しない黒い服。 ステレオタイプ的過ぎるけど、日本の精神性って「花=桜」だよね。 きっと善意。 桜に対しての梅という見方をしてしまう。 春の季語の「花○○」シリーズ。 サッカーの語彙を使いたいんだけどな〜うまくいかないな〜 白杖という感覚器官。 乗り物酔いガチ勢はブランコで気持ち悪くなる。 レンタカーで事故に巻き込まれた。 家父長制って感じだな〜〜〜

      • 2023年2月

        これは、口語詩句投稿サイト72hに投稿した私の俳句です。 前 安直すぎた。 わかめって春の季語なんだって。 これは音が好き。「はる」と「ある」いて、「ひる」と「ちず」と「いく」。 朝の東京を散歩していた。路上で眠る酔っぱらいも横断歩道は避けたほうがよさそうだ。 山って笑うんだ!って歳時記を読んで感動した。 冬の山は「眠る」ので、初春の山は「寝起き」だなと思った。 起きた(春が来た)と思ったらもう一度眠った(雪が降った)。これだから雪国は。 閉店した漫画喫茶の

        • 2023年1月

          これは、口語詩句投稿サイト72hに投稿した私の俳句です。 「春を待つ」と言うけど、私たちが待つだけじゃなくて、私たちが来るのを待つ春もいるのでは?私たちを待つ春はお腹をすかせている気がする。 別に冬のことが嫌いなわけじゃないのよ。ほっとしたいだけなの。 鍋をするときいつも、フタが閉まりきらないほどの具材を入れてしまう。それでも煮込めば嵩は減るし、いっしょに食べてくれるみんなもいる。いてくれるよね? これは雪国に来てはじめて知ったことなのだけど、除雪される道にはあからさ

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        • 俳句
          4本
        • 書いたもの
          2本

        記事

          詩について

          一度どこかで自分がつくる言葉のことを整理してまとめたいなとずっと思っていました。 なんでつくっている?日本語のことが好きで、美しいと思っているからです。 はじまりは、友人から借りた『ちはやふる』という漫画。登場人物たちの百人一首への熱い思いに完全に感化されました。 そこから百人一首についての書籍をあさり、ピンときたのが『百人一首という感情』(最果タヒ)。わからんとこもあるけど好き……韻文って美しい……となりました。 あれそういえば、うち(シェアハウス)にも歌集がどこか

          白くて暗い

          🇫🇮滞在中に制作した俳句10句連作です🦌 冬の夜や搭乗口にたむろする 寒空を四角く切りぬヘルシンキ 大陸の加湿器としてサウナかな Aaltoの大学生や冬休 めいめいに産土ぬれて冬のあめ 凍土の滑らんことをお祈りす 先駆ける足跡あれば氷橋 Kiitosとポッケに葱を差しにけり 白樺のつんと立ちたる冬野かな トナカイの鼻先や雪兎の眼

          エッセイを書く練習①

          カフェで水のおかわりをお願いしたら「すいません、すぐにお持ちします。」と言われてびっくりしてしまった。 まるで、空のグラスに気付くのは当然のことで、そこまでもが自分の仕事の範囲であることを認めているような「すいません」に。 期待を、しているんだろうなと思う。 他人から求められている以上に自分が自分に求めている。 期待がグラスを満たし溢れてしまったとき、人はどういう反応をするのだろう。 溢れてしまったそれを「すいません、すいません。」と謝りながら拭き取るのではなくて、「まあ

          エッセイを書く練習①

          「あなたにとってカレーってなんですか?」

          と聞かれたので考えていたら、「コミュニケーションのきっかけです。」という答えが口から出ていました。 仕事ではなく、おいしさの追求でもなく、ただ僕が好きで夢中になっていることに対して周りが面白がってくれて素敵だと言ってくれる、そこで生まれるコミュニケーションのようなものを大切にしていきたいなあという気持ちです。 先日の出店があまりにも楽しすぎたので、これからも活動を続けていきたいと思っています! どうぞ今後ともよろしくお願いします。 そして最近は、出店よりももう一歩コミュニ

          「あなたにとってカレーってなんですか?」

          シェアハウス短歌(2021年下半期自選20首)

          短歌を数えるとき、「首(しゅ)」という単位を使います。 タイトルの通りではありますが、実はこの20首は、クラファンのリターンのひとつ「どこにもない家鯖江支店(森ハウス)マガジン」内のコンテンツと同じ内容です。(一部改定あり) 支援してくださったみなさまには本当に感謝しかありません。 ありがとうございました!!! 鋭意製作中のため、購入してくださった方にはもう少しお待ちいただきますが、どうぞ温かい目で見守ってくださると幸いです……! 「みなさんそろそろ待ちくたびれている

          シェアハウス短歌(2021年下半期自選20首)

          ことばはひかり(新年の抱負)

          シェアハウスで映画を観ました。 1月1日は、3人で4人前のお寿司を食べた夜でした。 空腹が落ち着いてきた頃に「なんかしたくなってきた」と言うのはだいたいなつかの役目。 再開発される街と、そこにいる人たちの映画です。 予告編と本編の印象がだいぶ違いましたが、面白かったので観てみてください。 街も人も、形あるものはいつかなくなってしまうけど、言葉は残るから大切にしようぜ、というふうに読みました。 こういうお話にふれるといつも頭をよぎるのは、いつか訪れるであろう、このシェア

          ことばはひかり(新年の抱負)

          あさ

          あけましておめでとうごいます! みなさん年越しの瞬間は何をしていましたか。 僕はシェアハウスの時計を2時間早めてニセモノの年越しをした後、ホンモノの年越しでみんなの「あけおめ〜!」をぼんやりと聞きながらコタツで寝落ちしました。 年が明けた今、2021年を振り返ると、本当にあっという間の1年だったなあと感じます。 就職することを思い立った1月、2月と3月で就活をして、4月からは市役所職員として働き始め、ノンストップで(?)走り抜けてきました。 正直、仕事のこととシェアハウ

          ばいばい

          なくしてしまったけれど、なくすこと以外にどうすることもできませんでした。 はじめから何もなかった、そうだね? コタツ布団を干し忘れていた 雪もそう、気付いたらないの。タイヤを換えてネクタイを締めて社会をする __昨年末にも作っていた短歌たち ゾウの鼻 夜のハミガキ ドライヤー キリンの首より長いものを 特集!「短歌を詠む本屋が焼き芋を食べながらカレーを作る」 細長いものを間に挟んでる これで僕たち完成なんだよ

          違う話

          数日前からシェアハウスに人が来ているのだけど、誤解を恐れずに、失礼を承知で言うと、めちゃくちゃ変わっている人だ。彼のこれまでの人生の生きづらさをどうしようもなく感じさせられて、多様性を受け容れられる社会って難しいなあと思う。 僕自身、久しぶりに違和と出会って、いろいろなことを感じた。もちろん僕が感じている彼の生きづらさは僕目線のものでしかなくて、彼の口から「生きづらい」に相当する言葉は一度も聞かなかった。 けれど、この人の、こういう人たちのためにこそ、自分は何かを行動する

          にしざわ、働きます!

          突然ですが、今年の4月から人生で初めての会社員生活を始めます!福井県越前市の市役所職員になります。 そもそもなぜフリーランスをしていたのかちょうど1年前にこれまでの人生を振り返る記事を書いていたので時間があれば読んでみてください。 僕もこれを改めて読んで思ったのですが、特別に力強い動機でフリーランスっぽい生活を選んでいたわけではないんですよね。 もちろんその時々の仕事に全力を尽くしてはきましたが、別にフリーランスっぽいものでなきゃダメなことは全然ないんだなあって。 例え

          にしざわ、働きます!

          誕生日は祝えないけど

          全員の誕生日を毎年祝うことはできないけど、ちょっと困ったときに連絡をもらえたら手を差し伸べられるような人間になりたいと思っています。 ___短歌を作ったり作らなかったりしています 冬のまま春になったらこの息は箪笥のどこにしまえばいいの インスタに「いまの気持ち」を上げるとき零れ落ちるもの塩ラーメン 禅だとか言った時点でそれはもう禅ではないの(この詩は除く) 「住めないよ、もう住めないよ。」ブレーカー落ちた数だけ家がささやく 大声で電車で話すじいさんは外国語なのか入

          誕生日は祝えないけど

          2020年11月03日のこと

          さようならイルカは陸に身を投げる僕たちどこで違ったのかな ホイールとボディがすれるガガガガガ熟年離婚間近の夫婦か 毎日が戦いなのよアスパラを揚げ忘れると怒鳴られるのよ こんなにも知らない人と暮らしてる あなたの足は何cmですか? ちょっと前のこと漆とは君の涙で固まるし僕が死んでも海が涸れても それはもう泣きたいくらいざるうどん別にどこにも行きたくはない おとなりが柿を収穫しないから私はそれを見てふるえるの 踏切で一時停止をする夜がありこの鼻水は僕のもの

          2020年11月03日のこと