泡沫実践

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郁田はるきGRAD感想

郁田はるきさんのGRAD プレイ済み推奨感想文章 ①線なんてない 「線で描かないこと」———この印象的な言葉で始まるコミュは、併し再読すると次につづく言葉もまた、同等に重要なのだと実感させられる。これは郁田はるきが「気づき、取り戻し、前進する」話であり、よってこの段階で既にそれは示されている。 「よく見て」と。言っているのだ。書かれている。最初から———これがこの郁田はるきGRADの白眉であろうし、そうしてこれに続く言葉も重要だ。「線なんてないでしょ、全部」それはそう

    • コメティック感謝祭 感想

      コメティック 感謝祭 はるきの同級生の「コメティックだ 最近すごいもんね」 制作プロデューサーの「でもソロで活動するんでしょ」 世間と業界でのコメティックに対する印象には差があり、はるきはそこを埋めたい、ユニットで活動したいと思っている。がんばっている。 感謝祭にめいっぱい力とアイディアと感情を注ぎ込むはるきは過去の自分をみているようで、だからこそルカはそんなはるきを「みたくねェ」と拒絶する。壊れかけの、が指しているものはなに? 帰りの電車ではるきと羽那がふたり、会話をする

      • 郁田はるきを考える【Hopeland】【連綿と、桜】WINGシナリオ

        以下文章は郁田はるきのWINGシナリオ、ならびにHopeland シナリオの内容を含みます。 単純な前置きとして、筆者ははるきの育成を———斑鳩ルカに対する感情のあまりコメティックに関連するシナリオに触れることがはじめてで———開始するのは今回が初であり、前提知識はギミー先生の四コマとコメティックの楽曲しかないという状態ではじめています。形式の整った文章ではありませんが、あくまで読了記録です。悪しからず。 1.シナリオ序盤 「みていてください」「みて」「届いて」などの発

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