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「虹」の感情をうまく言葉にできないよ #私の好きな色

「やっぱり虹が好き」

パリ五輪が終わってからも、フェンシング男子エペ個人で金メダルに輝いた「加納虹輝」をメディアでよく目にします。


「爽やか~!」

加納虹輝(かのう こうき)選手をはじめ「虹」が名前に入っている著名人は少なくありません。

芸能界に目を向けると、俳優の村上虹郎(むらかみ にじろう)や映画『サザエさん』シリーズで活躍した喜劇女優・清川虹子(きよかわ にじこ:芸名)さん(2002年5月逝去、享年89)などが知られます。

一般的にも「虹」の文字に願いを込めて男の子・女の子の名前に使われるそう。


「虹」ってなぜかテンションあがるんですよね。

空に架かる七色のアーチを見れば、誰しも心が動くのではないでしょうか。

光の現象による色彩だけでなく文字や歌でも不思議な魅力を放つ「虹」。

でも、わたしはふと気づいたんです・・・

「虹の感情をうまく言葉にできない」

って。


あけぼの博士による投稿企画のテーマ「#私の好きな色 を教えてください!」について自問してみました。

子どもの頃から「緑」が好きで、たぶん30代までは変わらなかったと思います。

しかし40歳頃から気分次第で「黄」や「赤」も好むようになりました。

「好きな色と感情って関係しているのかな?」

ネットで調べたところ、日本ソフトウェア科学会第 22 回大会(2005 年度)論文集『色と音の感情を介したマッピング』を見つけました。

論文にあった調査結果にもとづく考察を読んだところ・・・


「へー、赤は『怒り』で青は『悲しみ』、黄は『喜び』、 緑は『落ち着き』の感情を表わしているんだぁ」

「だったら、七色からなる『虹』ってどうなんだろう」


そんな疑問が私の脳裏をよぎりました。


「そういえば、ローリング・ストーンズに『なんちゃらレインボー』とかいう曲があったな」

正確には1967年に発売した楽曲『シーズ・ア・レインボー』(She's a Rainbow)です。1999年にはiMacのテレビCMにBGMとして使用されました。

『シーズ・ア・レインボー』には「She's like a rainbow. Coming colours in the air」というフレーズが何度も出てきます。

意訳すると「彼女は虹のよう。周りに色を振りまくよ」という感じですね。

「虹」は色彩豊かなことから華やかな印象が強そうですが、そうとも限りません。


歌の歌詞を例に考えてみましょう。

1970年代前半に活躍した元祖アイドル・天地真理のヒット曲『虹をわたって』です。

「真理ちゃんも爽やか~」

恋する相手を想う気持ちを歌っていますね。「虹」は「希望」を表現しているのではないでしょうか。


平成になって「虹」が出てくる歌は増えたように思います。

ゆずが2009年9月にリリースした29枚目シングル『虹』。

「虹」とともに歌詞に出てくるのは「勇気」「希望」です。

歌を聴いていると「挑戦」という言葉が思い浮かびます。



菅田将暉が歌う『虹』(作詞・作曲 石崎ひゅーい)は映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌として知られます。

歌詞に「虹」が一度だけ出てきます。歌全体の世界観から「未来」「絆」といった思いを「虹」に込めているように感じます。



他にも「虹」をテーマにした歌はたくさんあります。

それぞれに表現しようとしている感情が違い、「赤は『怒り』青は『悲しみ』」というように明確に分けられません。

「やっぱり虹が好き」

「好きな色」を一つに絞れないわたしにとって「虹」色はぴったりのようです。


それでは最後に、私が一番好きな「虹」を題材にした歌を、素敵な二人によるデュエットで聴きながらお別れとしましょう。



この記事はあけぼの博士の投稿企画参加記事です🎓

#私の好きな色


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