俺の“勘違い人生”を助長したカラオケ|本気で選んだ5曲
はじめに
仲川光さん、カラオケバトンリレー企画のバトンをつないでいただきありがとうございます。
光さんがジョン・レノンの「イマジン(IMAGINE)」について書かれた記事を読んで、完全に共感しました!
本来ならばそれを踏まえたうえで“ベクトルが同じ”曲をおすすめするべきなのかもしれません。
しかし私は“カラオケ”には並々ならぬ思いがあるため、どうしても違う傾向になってしまいます。
おそらく光さんのご期待に答えられないことでしょう。大きく舵を切ることをお許しください。
わたしとカラオケ
つい「自分語り」の悪い癖が出てしまいますが、ちょっとだけお付き合いください。
カラオケが一般的になったのは、私が大学生だった頃です。
ビデオテープほどの大きさをした「8トラック」のカラオケテープを使って曲を流し、分厚い歌詞カードの束を見ながら歌うシステムでした。
永遠の「中二病」を自認しているだけに捻くれていたのか、ほかの人が歌わない曲を選んだものです。
当時人気だった世良公則&ツイストのデビュー曲『あんたのバラード』がよく歌われるなか、私は2枚目シングル『宿無し』に惚れ込んでいち早く覚えました。
ところが早すぎてなかなかカラオケにならない。居酒屋やスナックにいくと真っ先に歌詞カードを探して、ようやく『宿無し』を見つけたときは小躍りしたほどです。
そんな調子で周りがあまり歌わない曲を選んでは悦に入っていたのですが、40歳を過ぎてようやく目が覚めました。
カラオケボックスで十八番の「王様メドレー」を歌わないと宣言したときのこと。同じ職場の後輩が「やっと勘違いに気づいたんですね」とこぼして微笑んだのです。
「俺って、勘違いしてたのか!?」
ショックを受けた私は心の中で繰り返し、調子に乗っていた自分が恥ずかしくなりました。
あ、でもカラオケは歌い続けましたよ😅
勘違い人生を彩った曲たち
もう20年ぐらいカラオケに行ってませんが、今でもうろ覚えでよければ80曲は歌えるでしょう。
そんななかで、こだわりのある5曲を厳選してみました。
まずはジョン・レノンつながりから。
真心ブラザーズの名曲です。
ミュージックビデオは妙なドラマ仕立てになっていますが、歌詞をよくお聴きください。
ちなみにスナックで歌ったら、お姉ちゃんに「そんなこと歌って怒られないの?」と心配されました。
あくまで「リスペクトした歌ですから」念のため。
次はギタリスト「王様」による深紫(ディープパープル)のカバー曲。
カラオケの「王様メドレー」では1曲目になっており、全力で歌ったのを思い出します。
歌の熱量は「王様」に負けていなかったと思う(手前味噌)。
サザンオールスターズはよく歌ったな~(遠い目)。
デビューシングル『勝手にシンドバッド』のB面『当って砕けろ』も名曲です。
ちなみに『当って砕けろ』や『瞳の中にレインボウ』を歌うと「誰の曲?」と言われるのがお決まり。
私としては「しめしめ」という感じで、それがまた気持ちいい。
柳ジョージ&レイニーウッドと言えば『雨に泣いてる… 』や『微笑の法則 ~スマイル・オン・ミー~』が代表曲として知られます。
そうした定番曲も好きですが、司馬遼太郎先生ファンのわたしとしては酔うほどにこれを歌わずにいられません。
司馬遼太郎短編集『酔って候』の表題作は土佐藩の山内容堂を描いた作品です。
山内容堂(山内豊信)は「鯨海酔侯」を名乗ったほどお酒が好きで、『竜馬がゆく』にも登場します。
最後はアンジーです(ローリング・ストーンズの名曲ではありません)。
日本のロックバンド・アンジーです。
『天井裏から愛を込めて』や『夜の行進』はバラエティ番組でときどき流れたので、知っている方もいるのでわ。
『笑い者』はもの悲しくなる曲ですが、なんか好きなんですよね。カラオケになかなかないので探すのに苦労した歌の一つです。
以上、わたしがおすすめしたい5曲でした。
バトンリレー企画とは
素敵な企画を考えてくださったチェーンナーさんとミエハルさん、およびバトンリレーをつないでいただいた皆さんに感謝します。
そしてわたしにこのような機会をくれた仲川光さん、ありがとうございます。
バトンリレーのお願い
わたしからは「鳩尾さん」と「さこうさん」にバトンを受け取ってほしいです。
お二人とも音楽に造詣が深く、ぜひお気に入りの曲を知りたいなぁ。
ただ突然のお願いなので、無理されないでください。可能な範囲でよろしくお願いいたします。