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「守破離?」で、どうなの今のAKB48 【さりしの間】

かつてアイドル戦国時代を牽引したAKB48。

最盛期には「不動のセンター」「絶対的エース」と呼ばれた前田敦子や大島優子がいた。

だがその勢いはだんだんなくなり、大晦日に放送される紅白歌合戦にも4年続けて落選している。


“ゆいゆい”こと小栗有以

今のAKB48でエース的存在と言えば彼女になるだろう。

もともとはトヨタ自動車とのコラボで「地方創生・地域活性化」を目的として2014年に各都道府県からメンバーを募集した「AKB8チーム8」のオーディションに合格。チーム8東京都代表となった。

頭角を現した頃、2023年にチーム8が活動休止したためAKB48チームBの専任となる。

わたしが最後にセンターを務めたAKB48のシングル『ジワるDAYS』(2019年3月)でも選抜メンバーだった。



先日、バラエティ番組で共演したところ大人っぽくなっていたので驚いた。


現在、わたしは「=LOVE」(通称イコラブ)をはじめアイドルグループを複数プロデュースしている。

48グループOGながら、古巣のAKB48にまで目が行き届かない。

それでもやっぱり気になる。

ゆいゆいと会う約束をしたのは、今のAKB48についていろいろ知りたいからだ。

ご飯に誘ったところ、後輩たちを連れてくるという。

「誰かは会ってからのお楽しみで・・・」

そんなしゃれたことまで言えるようになっていた。

わたしは現役メンバーをよく把握していないだけに、ちょっとワクワクしている。



「どうぞー! 奥のさりしの間でお待ちですよ」

女将さんが案内する声が響き、ほどなくするとゆいゆいが顔を覗かせた。

「お疲れさまです・・・」

「あれ、一人だけなの?」

「それがその・・・」

彼女から事情を聞くため、とりあえず座ってもらった。


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