八代亜紀さんを偲ぶ。保護猫の歌やエゴラッピンとコラボも！生涯エンターテイナーだった
八代亜紀さんの訃報が届き、彼女の穏やかな笑顔とともに「舟唄」や「雨の慕情」が頭の中で流れました。
桑田佳祐は2008年に『桑田佳祐 Act Against AIDS 2008 昭和八十三年度! ひとり紅白歌合戦』で八代亜紀さんの「舟唄」を歌っています。
ラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』（TOKYO FM）でも八代さんの話題がたびたび聞かれました。
リスナーの投稿によると
若い頃に曲がなかなか出来ずに落ち込んでいると「舟唄」が流れて救われたそうです。
桑田佳祐と言えば『夜遊び』でかつて「美空ひばりと松田聖子は天才だね」と話していましたが、八代亜紀さんをどのような言葉で賞賛するのか聞いてみたいな。
1997年に映画『男はつらいよ』シリーズ49作目で八代亜紀さんが主題歌を担当して、2019年公開の50作で桑田佳祐が主題歌を歌ったのも縁を感じます。
ジャズにバラエティに絵画と大活躍
子どものときから歌が大好きで、小学5年生のときにレコードで聴いたジュリー・ロンドンの歌声に魅了されてクラブ歌手を意識したという八代亜紀さん。中学校を卒業すると地元熊本でバスガイドとなるも、15歳で単身上京して音楽を学び、やがて銀座のクラブ歌手になります。そんな経歴を持つからジャズが得意なのです。
2013年3月、ニューヨークの「バードランド」でジャズ・ライブを開催
音楽ユニット「EGO-WRAPPIN'（エゴラッピン）」のライブで「雨の慕情」をコラボしたことも。
音楽だけではありません。絵を描くのが好きなことで知られ、多くの作品を個展やインスタグラムで公開しています。
大好きな犬や猫の絵もたくさん描かれています
バラエティ番組にも出演して個性的なトークで和ませてくれました。
2023年3月放送の『ダウンタウンDX』（読売テレビ、日本テレビ）にゲスト出演したときは「頭皮にいいし髪がしっかりしてくる」とお酢入りのトリートメントを使っていることを話してツッコまれたりして（笑）。
保護猫を題材にした歌も
2023年10月放送の『嗚呼!!みんなの動物園』（日本テレビ）では「保護猫歴60年」と紹介されて出演。
サンシャイン池崎が飼っている保護猫たちがケンカばかりするので手をこまねいていたところ、八代さんがあっというまに仲直りさせていました。
『嗚呼!!みんなの動物園』の一コマ
実は1976年発売のアルバム『八代亜紀 オリジナル ベスト16 ふたりづれ』に収録されている「子猫の物語」は保護猫を歌ったものなのです。
歌手の松原愛がYouTubeチャンネルで紹介しています。
八代亜紀さんの所属事務所によると、昨年8月に体調不良を訴えて病院で検査したころ膠原病と診断されて闘病していたとのこと。
12月30日に急速進行性間質性肺炎のため73歳で亡くなりました。入院中も周囲に「ありがとう」の言葉を忘れなかったといいます。
ご冥福を祈ります。
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タイトル画像は『八代亜紀』インスタグラムより