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【Webライター裏話】こたつ記事で生き残るには(テンプレート有)

「クスリ」と笑い、「ウルッ」としたり、「うーん」と唸る 【原点回帰】自分が書きたいこと

ゆーしんけんのキャッチコピー

私はnoteにクリエイター「ゆーしんけん」として参加させていただいています。プロフィールで「フリーライター歴15年超」を謳っていますが、Webライターの活動は別のペンネームで行っています。

まだ「Webライター」という呼び方も定着していなかった頃のこと。「在宅でできる副業」をネットで探していたら、幸いにも当時立ち上げたばかりのニュースサイトに記事を使ってもらえることになったのが2008年3月でした。

【きっと役立つ!Webライター裏話】シリーズでは「エンタメ系ニュース」を書いてきた経験を活かし、少しでもためになる内容をお届けできればと考えています。

noteの記事に応用できるノウハウや情報にも触れる予定なのでご期待ください。

誰が呼んだか「こたつライター」

私は「こたつライター」あるいは「こたつ記事ライター」という呼び方が好きではありません。

自宅にいながら「こたつ」に入ってテレビで見たことや、ネットのSNSやYouTubeで知ったことをパソコンで打って記事を書く。つまり「誰でもできる簡単な仕事」だと蔑むような表現にとれるからです。

「だって本当のことじゃないか」という向きもあろうかと思います。まあそこを堪えてほんのちょっとだけ愚痴にお付き合いください。


私には「こたつライター」の草分け(?)として、もの申す権利があると自負しております(汗)。

「こたつ記事」は2010年頃に生まれた造語とされます。ただ、それ以前から記事に対する“意識”的な兆候はビシビシ感じていました。

あるときは番組のMCを務める国民的アイドルが芸能リポーターとの会話で、あからさまに「ネットニュースなんか、テレビ見ながらパソコン打てばいいんだから」とバカにしていました。

別のケースでは中堅クラスの女性お笑い芸人がバラエティ番組のロケで「ネットニュースになっちゃうから発言に気をつけないと。あんなのテレビ見て書くだけだからいいよね」とボヤいていたことも…。

そうやって地上波で公然と「ネットニュース(特に芸能ニュース)」を揶揄する風潮が高まるなか、NHKの番組でさえ「こたつ記事ライター」を話題に取り上げたため広く知られるようになったのです。

※参考記事


私がテレビや芸能人のブログをネタにしてネットニュースを書いていた頃は、まだ「こたつ記事」という呼び方はありませんでした。

それでもネット上の書き込みでは「出た!テレビ見たまま感想文!」「楽な仕事でいいな!」といった声から「○ね!」という辛辣な誹謗中傷まで飛交ったものです。

当時、まだスポーツ紙や週刊誌などのネットニュースでは、テレビを見て書いた記事を掲載することはまずありませんでした。つまり私をはじめ一部のライターだけが「こたつ記事」を書いていたといって過言ではありません(個人的意見)。

ところが、2000年頃になってスポーツ紙や週刊誌などによる大手ネットニュースが堰を切ったかのように「こたつ記事」を扱いだしたところ、ネット上の批判は嘘のように少なくなりました。ある意味、世間が受け容れたともとれる現象です。

すると今度はそれにともなって、ネット上に「こたつ記事」が溢れました。

ヤフーニュースなどの主要サイトではスポーツ紙や週刊誌といった大手が優先的に取り上げられるため、小さなニュースサイトの記事はほとんど目立ちません。

まして個人のWebライターが書いた記事をヤフーニュースがピックアップすることなど、夢のような話になってしまったのです。もし希に「おすすめ」記事に取上げられたとしても数時間で圏外に姿を消します。

そうした状況になったため、Webライターが「こたつ記事」を書いてもニュースサイトから使ってもらえる可能性が低くなったことは否めません。

では「こたつ記事ライター」としての将来は暗いのか…。

今後の展望に関しては一概には言えない部分があります。


「こたつ記事」に使えるテンプレート

私がテレビやSNSで見たことをもとにして記事を書くときの「テンプレート」を公開します。

それを見ながら、「どのような記事を書けば通用するのか」について解説したいと思います。

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