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11月の音楽室

カーテンを密かに付け替えたのですが、誰も気がついてくれません。

ホットカーペットのカバーをふかふかのにしたら、生徒がすぐに寝転ぶので、「生徒をだめにする絨毯」と呼んでいます。

庭からは シコンノボタンがこちらを覗いています。秋たけなわ。

背骨でリズムをとる

音楽大好き少年は背骨を大きく上下リズムを取りながらピアノを弾いています。

それをすると、なかなかほかの身体へのアプローチが難しくなるのですが、かと言って「それはしない」といったところで、意味がない。余計こじれるか、反感で沸き返ってしまう。

そうだ、と思って、よく弾むボールをとりだして一緒について遊びました。

一こついて、捕まえる、捕まえるときに、姿勢を崩さなくても、ボールは手元に戻ってきます。それで、数え歌なんぞを歌いながら、やってみる。

指先も同じ、背中を静かにしといても、ちゃんとピアノは弾けるかも、と話すと、やってみるー、といい返事。

いざやってみると、意外とかんたん、でも、癖はすぐ戻ってくる。

でも、身体が私の言葉を跳ね返さないで、受け入れてくれたことが大きくて、なかなか、よい時間となりました。

音楽を描くワークショップ

愛媛の「音楽を描く」固定メンバーでのワーク

が、水曜日にありました。
今回から、楽曲を私が選ぶんではなくてリクエストに答えるかたちにすることに。
まだまだ、「先生家業」がぬけないところもありますが
互いの関係性を緩やかにでいいから、変えていけたら、と思います。

曲を選んでもらうのも、その一つ。

私は、どうも、これまでのワークを思い出してみても。自分で提示したものをやってもらうより、なにか質問されてそれに答えていくほうが、いいものが生まれてくる気がします。

そうきたか、じゃあこう・・・みたいなやり取りが好きですねー。

初めてのリクエストは ピアソラのリベルタンゴでした。

エネルギーはたくさん使ったけれど、楽しかった!!

体験ワーク

HPでは締め切っている生徒募集ですが、それでもそれをものともしない勇者から、長いメールが送られてきます。

うちは一年くらいピアノに触らないことだってありますがいいですか?と書くと、だいたい反応が別れてて、それきり連絡ない方と、いえ、だからこそ、という方。

空いている時間枠は殆どないので、希望するレッスン日程は取れないことを伝えたうえで、それでいい、という方の体験レッスンを立て続けに今週は数件。会うとやっぱり誰とやったって楽しい音楽の時間。でも、あまり多くの人数を受け入れてしまうと、私がイライラし始めたりするんじゃないかと思う、今がベスト。時々、ネットで生徒50人も夢じゃない、みたいな、アドバイザー的な広告?も目にするけれど、それで自分の音楽の構築はどうなるんやろう、と思ってしまいます。それにそんなに生徒いたら、わけわからなくなってしまう発達障害系。自分の仕事の配分を考えてベストな状態で仕事したいです。

それに、このしごと、儲けてなんぼってもんでもないような。

自分の練習も今とても面白くて、なんとか時間を取りたいし、実家の畑に庭に、あ、noteにまとまった記事も書きたい。テキストも引き続き作りたい。

HPはありがたい広告塔ですが、しばらく音楽室のほうは締め切ってしまおうかと思っています。

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音楽前夜(谷中みか)
愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!