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Photo by
ei_japansea
七草なずな 唐土の鳥が・・
20年ほど前、人から聞いた話では、その人がまだ小さかった頃、新居浜だったか今治だったか、いずれにしても桜三里を超えた向こうの街では、この歌を七草粥を食べる前に歌っていたそうです。
ななくさ なずな
唐土の鳥が
日本の国へ
渡らぬ先へ
大陸から渡り鳥がやってくる前に、春の芽吹きのなずな(ぺんぺん草)などの七草を食べようという歌。
鳥と争って食べるなんて、風雅といえば風雅、無邪気といえば無邪気。
実際畑に立ってみると、この時期、もうひよこぐさやホトケノザなどは、野菜の植っている柔らかい土の上にしっかりと葉を展開させています。
冬至があったのが、20に日ほど前?
寒さはこれからがピークですが、日に日に太陽の昇る時間は早くなっていく。
去年まではなんとも思わなかったこの歌ですが、
春を待ち侘びて、鳥より早くその春を味わおう、というこの歌の
なんと可愛いことかと、思うのは、
この時期にまさに芽吹いてくる春草を目にするようになってきたからだと思います。
野菜のスズナ、スズシロはもちろん、ひよこぐさもホトケノザも、微生物が耕して肥えた土でなければ生えてこられない草で、そう、今年は耕作放棄地だった畑にもその芽吹きを目にするようになってきたからです。
この歌、恥ずかしながら、ホームページに掲載しました。
よかったらお楽しみにおいでください。
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