朝露でしのいだ夏の野菜たち
連日35度超えの8月から
台風が去ってやっと、朝晩少し過ごしやすくなっていた。
三週間ぶりの実家の畑の様子。
マガジン
松野町ワンダーランド&にわにわにっき 2024/9/3
(人の手が入ることで生きものの姿を変えていくのを目の当たりにしながら、でも、楽しく谷中のワンダーランド化している、実家の話です。自然農を試みています。松野町は実家の在処。)
とにかく虫たちが賑やか。
去年あまり見かけなかったカマキリもたくさんいるし、
蝶々の種類も多い。
ウリハ虫もプチプチ歩き回っている。
トンボ、バッタ、興梠。
いやあ、楽しい。
虫も、雑草も確かに多様性が戻ってきている。
そのせいか、少し空気感が変わってきた気がする。
野菜はどこに?と言いたくなるくらいの叢と化していたが、
3日間ひたすら草刈りと草マルチで
畑らしさがもどってきた。
今年始めて野菜(里芋)を植えたところ
このどちらも、水捌けさえ良くなれば、何とかなりそう。
少し計画もと立てられそうになってきた。
猛烈な暑さだったが
トマトは全然ダメになってしまったし
枝豆もほとんど実がつかないまま終わってしまったけれど
他の野菜は意外にも元気だった。
8月日中36度とかになる日でも
早朝に畑に行くと
ほんのりと朝露が降りていて、葉っぱが和らいでいた。
雑草と一緒に野菜も雑然と並んでいて、
一緒に朝露でその体を湿らせていた。
草マルチも畑の乾燥を防いでくれていたのだろう。
今回草をかき分けて草マルチをしていたところを見ると
しんなりと柔らかく発酵の良い香りがして
白い菌類が枯れ草の重なったところにほんのりくっついていた。
あの暑さゆえに、きっと醸されていたのだろう。
全滅かと思っていた里芋の一列も、新たな葉が展開し始めている。
今朝はひんやりとするくらいの朝。
夏が終わったなと思う。
愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!