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猫のゴロゴロについて

このごろはめっきり朝晩がさむくなってきたので
私が夜布団に潜り込むのを待ち構えて猫が潜り込んできて
耳元でごろごろと喉を鳴らし始める。
低い周波数の音色のトレモロ
8回ほどで呼気と吸気が入れ替わり微かに音程も変わる。
ほっぺたにほっぺたを押し付けて、
からだもピッタリ寄り添ってくるものだから
それは骨伝導で私に伝わってくる。
corororo rorororo gorororo rorororo
corororo rorororo gorororo rorororo
一説によるとこの猫の喉鳴らしは治癒的効果があるのだとか。
まあ、不快ではないな。確かに。
古い音楽の定義だった
アルシス(飛躍)とテーシス(休息)の繰り返しのこととか、
拍と拍子の関係のこととか、
なんで、ポップスは4/4拍子なんだろうとか、
この、猫のごろごろとそれらはつながってるんだろうかとか・・・
そして、この心地よさの所以はなんだろうと考えながら、
猫がねむりについて、ごろごろをやめるまえに
私のほうが眠り込む。
写真は、教室の生徒が描いた猫の絵。

2017/12/4のHP記事から移転

愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!