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生徒に「練習しなさい」というのをやめてみた
練習してきた?
と尋ねるのは やめた。
その代わりに、
わからんかったところって、あったら言ってね。
私はそのためにおるからね。
わからんがわからん?
じゃあ一緒に、やってみよう。
という展開にした。
そうするうちに、生徒は前のレッスンでなにをやったか覚えてくるようになった。
そのうち、
練習が嫌いとふだんいってた生徒も
自分の方から話しかけてくれるようになる。
「ここがねー」
生徒はそうすることで、安心するらしい。
わからないことは恥じゃない。ということはこんこんと教える。
恥ずかしいから、やったと嘘を言ってると、
センセは神様じゃないからそうかと思う。
やって これができんのやったら、どうしようかっていろいろ考えてしまうんだけど、できるものをそんな時間取ってしまうと
それはレッスンにとっては無駄な時間になっちゃうからね。
と。
生徒は「ここがね~」というと褒めてもらえるから、
レッスン前にテキストを開けて読むくらいはしてくるようになる。
そこから始めるのが良い感じ。
自分で、できることとできないことのより分けができてくると、
教える側も、本当にその子が詰まっている理由というのが仔細にみえてくる。
つまる理由は人それぞれ。
この子は四の指に意識がない、とか。
一音以上のスパンがない、とか。
それを言ったほうがいい子、遠回りで方法だけを伝えた方がいい子。
別の方向から支えていったほうがいい子
たんに「練習しなさい」「頑張りなさい」で済まさないで具体的な取り組み方を一緒に考えられたら、生徒は安心してそこを掘り下げることができる。
そういった仕事の手を抜いていると、子ども達に無理強いいをする。
アカンなと思って、また襟を正す。
自閉症の青年男子に、
昔はよくパニクってたけど、なくなったね、ときくと
何に答えたらいいかわからなかったから、
と。
今は?ときくと、
できんのが何か分かるから、怖くないです。
結局、私は彼らに大切なことを教えてもらってきてるんだなと思う。
*HPの古い記事をこちらに持ってきています。
やっぱりなあ、ときに雑になるし、手を抜くときもある。
体調にもよるし、メンタル状態にもよる。
ゆれながら、また、基本に戻れたらいい。
自分自身のストレスにならない流れを作ってく工夫は、結構構築できたきたので、
以前よりはうんと楽になってきてるな。
今日はHPの方にも音楽教育に関する記事をあげました。
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