”音楽を描く”ワークショップ6月
愛媛は感染者数も減ってきていることもあり、音楽室も隣の部屋を開け広く使いながら、月1回の大人の音楽ワークショップ「音楽を描く」utena drawing を行いました。
もう多分5年近くになるこのメンバーでのワークショップ。
感覚的にはこなれてきているし、体感もドローイングも随分変わってこられていて、いつもにこにこして皆さんたのしそうではあるのですが、そろそろ、受動的なワークでは物足りないのではないかなと思ったりします。ほんとうなら、歌ってみたり、笛を吹いたりしてアウトプットを楽しむことで、やっていることが実音化していくプロセスを共有したいところなのですが、なかなか、コロナ禍のこのご時世、そうするわけにもいかず、です。
ちょっとそんな感じで気をもんでしまうのですが、でも急ぐことはない、utena drawing という方法は、音楽体験をそうしたアウトプットなしでも共有したり、深めたりできるのが良いところ。
今できる形でささやかながら日常から開放されて、音楽の世界に浸ってもらえたらよいなあと思いなおしました。
ここの定期ワークショップでは、参加者さんからお題をいただくようにしています。
今回はシャンソンをやってみたいということ。
いつもの、感覚を呼び覚ますワーク・・
のあと、早速、「枯葉」をやってみることにしました。
私も一参加者で、みなさんと一緒に楽しんでみよう、と思って、今回は事前準備もなし。
そして、レクチャー的なところは今回はあまり表に出さないで、かといってセラピーでもなく、ただただ音楽と感覚が戯れるようなワーク。質のいいレクリェーションになれば、というのが今回の目的
(シャンソンの音の動きを本格的に掴むとしたら、やっぱりなかり深くやっていく必要があると思いますが、今回は風と戯れるような気分で)
最終的にたどり着いたフィギュアをみんなで納得してドローイングしたのだけれど、よく眺めていたら、みんな、動き自体は全然違っていて、それでいてみんなで歌っている鼻歌は楽しそうだし、よく動きが連動してて、不思議な感じがしました。
あと、パリは空の下をそれぞれ勝手気ままにドローイング。
なんだか、私も一参加者、っていう感じで、楽しかった!
ほんとに、歌うことさえ制約があるこの今だから、こんな些細な動きの連動に心もついていくように揺れます。
私にとっても良い時間となりました。
写真を取りそこねたので、画像はその時私が描いたものです。
愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!