喫茶 『名前』


2023年を振り返ると『喫茶店』『音楽』『お笑い』この三つの要素で語り尽くせる。

特に喫茶店に関しては、これまでにも増して熱を上げた。


私は行った喫茶店の最寄駅、名前、感想、何番目に行ったか、をメモしている。
2023年1月1日は浅草に行き、228件目のメモからスタートした。
そして12月27日現在、メモは447件に達している。
この1年で新規開拓した喫茶店は219件ということだ。

この219件の中から好きな名前の喫茶店にフォーカスし、挙げてみようと思う。

尚、名前を挙げるだけで店の雰囲気や味などには基本触れないつもりである。


2023年に訪れた好きな名前の喫茶店


まずは色々編。

天国
開いた喫茶店に天国と名付けるの、素敵

草枕
草を結んで作った枕のことだそう。

香磁
由来がわかりません。尋ねてみればよかった。

若松
由来がわかりません。尋ねてみればよかった。

人間関係
場所柄もありそう。渋谷だし。


シンプルで素敵。なんとも潔くて好き。


飾らない良さ。美しい。

木突木
きつつきと読むようだ。当て字かな?

紙風船
どうして紙風船なんですか?と訊ねると「なんでだろうね」と笑っていらした。おもしろい。

喫茶 生活
人間、生活があってこそ。それを名付けるとは。

みなみ風
ただの風ではなく、みなみ風。時に具体的であることも必要だね。

ゐ恋
旧字体を使うとは。見事

ジャックと豆の木
そのままの引用は好意の表れ。ナイス

豆の木
ジャックがいなくても。みんなが主人公なんだ。

おもかげ
どうしてか心落ち着く名前。

ドンキー
馬に関わるグッズが多く、イメージと現実は違うことを実感する。

ペントハウス
ビルの1Fにペントハウス😳⁉️と感じた。イメージと現実は違う。

クール
ん〜、いい名前。クール。

ビー玉
喫茶店に"ビー玉"と名付けることがそもそも素敵な感性と思う。


次いで食べ物編

レモン
スーパーでレモンを買ってかじるくらいには個人的に好き。

林檎
確かに、喫茶店の名前にするならリンゴより林檎だね。

木の実
ナッツ類、そのまま食べるの好き。


名曲喫茶らしからぬ名前。珍しい。

すーぱーみるく
店名とどちらが先か、すーぱーみるくという飲み物が名物。


続いては場所編

銀座
恵比寿にあります。

銀座ブラジル
浅草にあります。

琵琶湖
蒲田にあります。創業者が滋賀県出身だそうです。



文章編へ進む

青い空
ナイス天気はルン♪だものね。

青い麦
小説から取っているのだろうか。読んでみたい。

ねずみのこと
"こと"で終わる抽象的な表現を店名に冠すること。

ライオンのいるサーカス
どこか特定のサーカスを指しているのだろうか。

暇を売る店
個人的に印象深い出来事があったお店。最も文章然とした名前。


そして音楽編

バッハ
珈琲四天王のひとつ。有名だね。

ショパン
名曲喫茶。店主執筆の本も販売している。

でんえん
名曲喫茶。音楽系の名前かは難しいところだが、名曲喫茶だからきっと「田園」なのかな?と。

平均律
純正律との違いをいつも忘れてしまうが、調べると難しい言葉が出てきて大変。

マレット
あのマレットのこと?と思ったら、店内にマレットが置いてあったのでそのマレットだった。

ラグタイム
曲調が明るくて好きなラグタイム。店内にラグタイムが流れているわけではなかった。



番外となる、名前ではなく思い入れ編

瑠璃
入って、様子を人に実況をした喫茶店は多くない。
ここは好きな要素が詰め込まれた店だった。
また行きたいと思う店はいくつもあるが、ここへの思いは一入である。

THE CAFE
全ての要素の水準が高い。
かかる金額も高くなるが、満足度はそれを凌駕して高い。


最後に、名前が好きなだけじゃない編

横浜第二合同庁舎喫茶室
嘘みたいな名前だけれど嘘じゃない。横浜の役所の第二合同庁舎に入っている喫茶店。
1月1日に産まれた子に「元日」と名付けるくらいそのままなのだ。


待合室2
ただの待合室じゃない。2なのだ。
(1もあるが中華料理)
更なり好きポイントはロゴで、好きな喫茶店のロゴランキングでも上位に入る。


プリプリ
愛らしい名前。プリプリと名乗るのはなんとハードルの高いことか。
掲げられた看板に年季が入っていて、ビューティフル。また接客も気さくで素敵だ。


ぷり
プリプリの何日か後に偶然見かけて入った店。
運命だと思う。


自転車
名前が好きなだけじゃない。ポジティブな感情があまりに沸き起こる。
なぜ喫茶店に自転車と名付くるのか。聞けばよかった。
「とんかつ さぼてん」や「Hotel chocolat」のように、どっちの要素で営業しているのか、名前だけでは判断できない店は好きだ。


地球ドラゴン
行った次の日に「昨日地球ドラゴンに行ったんですけど」と話したら確実に聞き手の興味を掴めるほどに良すぎる名前。
好きなだけじゃなく、何故?何故地球ドラゴンなの?と思えて仕方ない。聞けばよかった。
後カーニバル。


ラスト

銀河JOY
そもそも単語+単語の名前が好きなのだと思う。
更には日本語と英語の巡り合い。運命的な私との邂逅。
この日、他に行きたい喫茶店がいくつもあって忙しくしていた私のGoogleマップに表示されたこの店の名前を見て、全ての予定を変更してすぐに向かった。
あの日のXは非常に盛り上がっていたと思う。なにせ感激した。
珍しく「どうして銀河JOYって言うんですか?」と訊ねた。
気になる人は是非、店に伺って訊ねてみてほしい。
看板の「緑と愛を育てる 音楽喫茶 銀河JOY」という表記、ネオンも素敵だ。
帰りがけに「またいらしてください」と声をかけていただいたのも嬉しい。
また是非行きたい。



来年もいい喫茶店に出会えるだろうか。
出会うたび、私の中の銭婆が「自分の名前を大事にね」と声をあげる。

こんだけ言ってるけど、別に名前だけが全てじゃないのだ。

あとは東京近辺に限ってメモしているが、来年はもっと区域を広げていきたい。

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