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第106話 給湯器設置するときに活用できる補助金の調査 20241106
賃貸用の新築戸建建設にあたり、プロパンガススキームを禁止されたため、なけなしの自己資金から給湯器購入と配管工事の費用を捻出することになりました。
その金額32万円。
魑魅魍魎のプロパンガス業界に大変革をもたらすであろうプロパンガススキーム禁止の煽りを、弱小大家のわたくも漏れなく喰らっております。
↓プロパンガススキーム禁止に狼狽する随筆
ただ指をくわえて32万円を払うだけだと、わたくしも面白くありません。
何か良い手がないかと、情報を集めていると、洗練された投資家の方のXのポストからヒントを得ました。
政府主導の給湯器交換の補助金をうまく活用せよとのことです。
捨てる神あれば拾う神あり。
大家にとってプロパンガススキーム禁止はバットニュースだけではないようです。
わたくしも補助金を得るべく、調査をいたしました。
まず、政府主導の給湯器交換にまつわる補助金は以下の2つがあります。
※子育てエコホーム支援事業は自己使用に限られるため含みません。
①給湯省エネ2024事業
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未来のエネルギー使用量を削減するため、高効率給湯器の導入支援を行い、その普及拡大を目的とした補助金です。
すばらしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1730872611-AyfQkxw5NBiv4VPXmFz6U817.jpg?width=1200)
しかし、対象給湯器は、エコキュート、ハイブリッド給湯器、エネファームのみで、高価格帯の給湯器のみです。
エコキュートやエネファームは導入するのに100万前後かかりますし、比較的安価なハイブリッド給湯器も70万ほど費用かかります。
補助金が適応されてもガス給湯器より割高です。
![](https://assets.st-note.com/img/1730872668-rOAaol0nqLhmcf7b5IZCKxti.jpg)
さらに、これらの給湯器は保全面で心もとない。
故障時に高額修理代が発生するし、在庫が少なく(高額のため業者さんが在庫を抱えない傾向)交換まで時間を要するため、復旧まで時間がかかります。
当然壊れて復旧まで時間がかかれば、その間入居者様はお湯を使うことができないです。
賃貸物件は、保全・修理しやすい給湯器を導入すべきだ!とわたくしは考えています。
ということで、賃貸物件の場合、給湯器省エネ2024事業は使わないでしょう。
②賃貸集合給湯省エネ2024事業
![](https://assets.st-note.com/img/1730872767-HlCn4ojE9s2dBpwNbXquAzRM.jpg?width=1200)
この補助金の対象給湯器は、エコジョーズ、エコフィールです!
これらは小型の給湯器で、安価であり賃貸物件によく利用されます。
事実、賃貸住宅向けの補助金のため、小型給湯器が対象になってます。
これこれ!
これが、われら大家の味方になる補助金精度であります。
ところがどっこい、対象の定義をちゃんと見ますと、対象となる既存賃貸集合住宅の定義は、
①1棟に2戸以上の賃貸住戸
②建築から1年以上が経過しているまたは、いずれかの住戸で人が居住した実績がある建物
です。
つまり、新築案件は対象外!
戸建は1戸なので、対象外!
わたくし建設中の新築戸建は、補助金対象外なのであります。
残念至極です。
ということで、
洗練された投資家の方がおしゃってた給湯器交換で補助金を活用せよとは、「中古アパート(1棟2戸以上)で給湯器を交換する場合は、賃貸集合給湯省エネ2024事業を活用せよ!」ということだったのでしょう。
わたくしはこの補助金使えませんが、勉強になりました。
非常につらいですが、歯お食いしばって、32万円を支払いたいと思います。
おわり。