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第151話 さよらなラシーン、よろしくクラウン 20250214

愛しのラシーン。
彼とはいろんな経験をした。

ありがとう、ラシーン。
先日、その彼を下取りに引き取ってもらった。
悲しさのあまり、ラシーンもガタガタと肩を震わせるように、激しめに振動していた(単に老朽化の症状かもしれない)。

ラシーンも悲しさのあまり、ガタガタと泣いているようでした。

これまで、ラシーンを走らせ、不動産投資のためにした物件調査数は数知れず。
ラシーンに乗り始めてから購入できた物件は、6つもある。
それまで、ママチャリしか持ってなかったわたくしは、行動範囲が広くなり、不動産投資が捗りまくった。
ラシーンがわたくしを、経済的に豊かにしてくれた。

息子たちもラシーンを愛していた。
休日に、ラシーンに乗せろと懇願する息子たち。
毎度、車内がぐちゃぐちゃになったが、いい思い出である。

ラシーン車内のスイッチというスイッチをいじりまくる我が息子。
もちろんエンジンは切っていますよ。

相棒のラシーンは製造後25年が経過し、走行距離ももうすぐ17万kmであった。
年季の入った車体ゆえによく壊れた。

①セルモーター不良によるエンジンかからない故障
②ラジエーター不良によるクーラント液の噴射故障
③ブレーキランプ付きっぱなし故障
④バッテリー故障
⑤たまに原因不明のエンジンかからない故障

などである。
振り返ると壊れすぎだろ。
しかし、かわいい子ほどよく手がかかるものなのである。

ラジエーター不良によるクーラント液の噴射し、エンジンから白煙を上げたときの様子。
ブレーキランプ付きっぱなし故障。

これらの故障の修理に要した費用は約20万ほど、途中車検を1度通しており約10万円ほどかかった。
ガソリン・税金・保険などを加味すると2年保有して、約50万ほどの維持費をかけている。

だが、わがラシーンは孝行者なのである。
1年ほど前に、ラシーンで赤信号を停止していたら、後ろからおかま掘られる交通事故にあった。
わたくしに非はないので、10-0で保険対応してもらい、約50万円を支払ってもらったのである。
そして運よく、ラシーンのバンパーが凹んだ程度の故障だったため、修理せずそのまま乗り続けて、今日まで至った。
※自動車保険の支払いを受けても、直す直さないは本人の自由なのであります。

ということは、2年間の維持費50万ー自動車事故で受け取った保険金50万=0円。
タダでラシーンを乗り回せたのだ!
僥倖である。

しかも、このラシーンは弟から10万円で購入し、下取りで13万円で買い取ってもらった。
そのため、タダでラシーンに乗り、不動産投資や家族との思い出もでき、最後には少しお金も残ったのだ。

ありがとう。
ラシーン。
なんてお前は孝行者なのだ。

そんな相棒であり、愛しのラシーンを下取りに入れ、お別れをした。
ありがとう。
そして、さようなら。

↓これまでのラシーン随筆の数々。

この別れにより、わたくしの心境はこのマンガのワンシーンのように涙がちょちょぎれながら、感謝している。

圧倒的感謝。

そして、ラシーンとお別れした後の新たな相棒!
クラウンである。

かっけー。

ふぉーー (´▽`)
クラウン最高だぜー。

さすが新車価格600万円の高級車だぜーー。
ラシーンへの圧倒的感謝はどこへやら、人間は現金なものである。

読者諸君だけに、秘密を教えてあげよう。
このクラウンをわたくしは、なんと23万円で購入した。

この価格を教えてあげた同僚は、このような顔をしていた。

普段は真面目くさった顔で仕事をしてる同僚も驚きを隠せなかったようだ。

そして、驚嘆した顔を見たわたくしは、夜神月のように、この顔をした。

絵にかいたようなドヤ顔である。

おわり。


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