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「美の覚醒」第一回終了

私たちは生涯をかけて「自分」という作品づくりをしているに他ならない
しかしながら、「主人公」が自分であることを忘れ、何かに自分を明け渡してしまうことがある。

それは「常識」だったり「概念」だったり「家族」だったり「仕事」だったりするのかもしれない。

気がついたら、いつのまにか
「自分とはかけ離れている」ことにすら気づかず、人生を終えることもある。

【美の覚醒】と名付けられた初のプロジェクトはこれまでの試行錯誤の中で生まれた。

「美」とは何か。

今は数々の写真がSNSにも溢れている。
ちょっと加工すれば、美しく見せることはいくらでもできる。
撮り手たちも大勢おり、いわば、誰でもカメラマンだ。

私たちが提供したいのは、
「変身ごっこ」ではない。
「一過性の美」ではない。
「そのまんまのその人」でもない。
そんなものはいくらでも他の方がやってくれる。

今回のプロジェクトでは
その人にしか出せないもの、本質
誰にも真似できない、素材の魅力を共に発見し、楽しみながら、形にすること。
写真家やスタイリストが「やってくれる」ものではない。
完全なる共同作業です。

共同作業の果てに写真が残る。
結果はあくまで結果であるが、撮影の中で得た、「私」はどこにも逃げない。

呼べば答える永遠なるものとなるのだ。

ちょっときれいになってみて「ああ、よかった」
そんなことにはさせるもんかい!!
一生モノの変容をもたらす、世界中のどこにもない撮影。

撮影では色んなものが「露呈」する。
自分という作品にどれだけの情熱をかけて丹精込めて生きてきたか、どこで手を抜いているのすら、あっけなくバレてしまう。そのヘタレな自分すら愛していく作業だ。
被写体となり、カメラを前に、どんな自分でも受け入れていく・・・・・

怒涛の二日間が終わり、みなさんが舞台から降りて優しい微笑みと果てなき自己受容と共に帰路についた。

「気づいた時・・・誰もが存在だけで美しい」

ワタクシの謎のリーディングから始まり、
スタイリングのYOKOさん。宝箱のようにアイテムがガンガン飛び出してきました。
別名:ホトケのYOKO、やさしさでそっと寄り添います。
今回はスタイリングのみではなくその方にぴったりの選曲でスタジオを沸かせてくれました。音楽センスも素晴らしくDJ YOKOのデビューです。
その場で何でも作り出してしまう、造形のスペシャリスト、ヘアメイクのともみさん、黄金コンビのチヱさんとはあうんの呼吸で非言語コミュニケーションが完全成立しています。
活かすも殺すも、を知っているヘアメイクの絶大な力の使い手です。
そして、最後を一手に引き受ける、撮影のチヱさん。
何事も瞬時に見抜き、的確な言葉と指示で緻密な作品に仕上げていく、抽象と具象の優秀な繋ぎ手がぐんぐん魅力を引き出します。

2月14日、15日、はアートヌードがテーマです。
肉体を纒う(まとう)私たち、肉体をより意識化します。
背中だったり、足だったり、語らず表現できるのが身体です。
基本はモノクロ。
1月よりリーディングに入ります。
既にご興味ありましたらお問い合わせください。utatta222@gmail.com




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