M.2 SSD換装で原神を高速化。ただしアンインストール時はスクショが消えるため注意【ASRock Z370 Pro4】
普段から使用するアプリケーションはHDDではなくSSDに入れる、ちょっとでもPC触る方なら当たり前のことかと思います。
しかし最近のゲームにおいては、そんな当たり前のことが中々できないのが実際です。なぜなら容量が凄まじいから。
一昔前では考えられない容量を要求してきます。豊富な音楽や美しいグラフィックスと引き換えに。
普段ゲームに使用しているデスクトップPCはSSD 256GB + HDD 4TBの珍しくない構成です。
このSSDに「原神」のように頻繁にバージョンアップを重ね、日々巨大な容量を要求するゲームをおいておくのは些か不安です。
せめて500GBは容量のあるSSDに置きたい……。
そう思いながらここ半年以上はHDDに原神を置いて、ながーいロード時間と向き合っていました。
ゲームを起動するだけで1分半~3分は見ておく必要がありますし、ワープの度にスマホが触れるくらいの待ち時間が発生します。
アップデート前、せっかく事前ダウンロードができるソフトなのに、インストール(=ファイルの読み書き)にかなりの時間がかかります。
こんな待つなら秘境の1つや2つ回れるというもの。
容量の大きいSSDを買おう、その結論に至りました。
そしてせっかくなら気になっていたM.2 SSDを試そう!という記事です。
早速購入
まず調べたのは使用しているマザーボード「ASRock Z370 Pro4」がM.2に対応しているかどうかです。
公式サイトを見ると、PCIe Gen3 x4 ウルトラ M.2 スロットが2つ実装されているという記載が。おかげでNVMeというSSDの規格が使用できるようです。
あまり詳しくないため割愛しますが、従来のSATA接続より高速で読み書きができる仕様となります。
そして選んだM.2 SSDがこちら。Sumsung SSD 980
1TBで約13,000円。思いの外安く、500GBでなく1TBにしました。もっとも将来はより安くなっていそうですが笑。
▲箱
▲中身。
▲とても軽いです。これで1TB?
▲薄い!
▲箱の底には説明書が1つのみ。
▲早速マザーボードに取り付けます。「Ultra M.2」の文字のところにはめ込みます。
▲ネジで止めて装着完了。従来のSSDよりも取り付けが楽々。
▲そのまま起動してBIOS画面で確認します。最下段に「Samsung SSD 980 1TB」の文字が。きちんとマザーボードは認識しています。
データを元のSSDから移す作業
続いて、データを新しいSSDにコピーして換装を完了させます。
Windows上でも認識しているか確認します。
▲ディスク3が今回購入したSSDです。
今回購入したのがSumsung製ということで、使用したソフトはSumsungが提供している「Data Migration」というソフト。
こちら使い方はとても簡単です。起動したらターゲットドライブを選択し、「開始」をクリックするだけ。
大体10分ほどで処理が終了しました。そのまま電源を落として、SSDをメインドライブであると認識させる作業に移ります。
ちなみに何もせずPCを起動すると元のSSDがメインドライブとして起動します。
なので一旦元のSSDの接続を物理的に外しておきます(SATAケーブルと電源ケーブルを抜きます)。しかしまだPCの電源を入れただけではWindowsは起動しません。
BIOS画面でドライブの優先順位を入れ替えてあげる必要があります。設定後しばらく待った後、Windowsが立ち上がり確認すると、M.2 SSDがCドライブとして扱われています。
これで換装は完了です。
どれくらい早くなったの?
せっかくなので速度を比較するため、「CrystalDiskMark」で各ドライブの速度を見てみます。
▲換装前SSDです。普段遣いには十分速いです。
▲換装後のM.2 SSDです。先程と比べると読み書きともに驚異的な数字です。
▲ちなみにHDDはこんな感じ。これでゲームをするなら長いロード時間を覚悟しましょう。
いざ原神だが、注意です。
さて換装が完了したところで、Dドライブ(HDD)に置いていた原神をCドライブ(M.2 SSD)に再インストールします。
手順は至って簡単で、コントロールパネルからアンインストールして、再度インストーラを用いてインストールするのですが……ここで重大な注意点があります。
そのままアンインストールしてはいけません。
ゲーム内で撮った写真、すなわち保存していたスクリーンショットがすべて消えます。
原神のスクリーンショットはデフォルトで"C:\Program Files\Genshin Impact\Genshin Impact Game\ScreenShot"に保存されるのですが、アンインストールとともにこの中身ごと削除されます。
自分、やらかしました。
しばらく気持ちの整理をつける時間を設けました……。また冒険して思い出を作ろう。
しっかり別のフォルダにスクリーンショットはコピーしておきましょう。
それはさておき(辛いけど……)、肝心の速度はどうなったのかと言うと、結果非常に快適になりました。
ゲーム開始から30秒程度でテイワットにたどり着ける優秀さ、ワープのストレスの無さ、そして「ファイル検証中」が速い速い。
換装して良かったと素直に思います。
▲もうこの画面で止まることはありません。
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