【Voice of Cards ドラゴンの島】フィールドにて【第4章】
漁港は街から北西にあるようなので、レベル上げも兼ねてまだめくれていない道のカードをぺらぺらとめくっていきましょう。
海岸の街を出るとすぐに……。
ふふふ。なんだか可愛いブルーノさん。実は彼、冒険家になるのが本当の夢なのだそうで、力をつけるために日々鍛錬を積んでいるのだとか。ただ、お父さんのゴルドーさんが有名な栄養士ということもあり、しっかり知識を身につけて跡を継ぐよう強要されているそう。
これは……可哀想よねえ。子どもの人生は子どものものであって、親のものではない。自分がすごい栄養士だからって、息子もそうなるとは限らないし、そうなりたいと思うかどうかがなによりも大事なのに。
跡継ぎになれって無理矢理するよりも、親御さんが楽しそうにお仕事をしていれば、お子様は自然と自分もやってみたいな~から憧れへと変わるのではないでしょうか。
読書や勉強やおけいこごとの練習など、子どもになにかをやらせたいときは、親が率先して楽しんでそれをやる習慣を身に着けると、子どもも真似するって言いますしね。ひょっとしたらゴルドーさんは楽しそうに研究をしていないのかも?
そんなわけで力を求めるブルーノさんと知識を求めるブルーノさんは反りが合わず、日々喧嘩が絶えないのだそう。
ちなみにブルーノさん、剣を持ってはいるけれど、専門は格闘技で、剣は『ただ冒険家っぽいから』という理由で持ち歩いているのだそう。
そして鎧をつけない理由は『強靭な筋肉があれば不要』という考えに至ったかららしい。
うん。珍しくダストくんと意見が一致したわ(笑)。ダストくん、類は友を呼ぶって言葉が脳裏を過ったらしいんだけど、認めたらなにかを失う気がして振り払ってた。
そういえばリディちゃんが仲間になるときもクロエさんが「悪い人ではないけれどバカなのかも」みたいなことを心の中で呟いていて、ダストくんとクロエさんも似ているのかもしれない。
フィールドでは薬師のおじいさんに会って、新薬を発明したから飲んで欲しいって頼まれたの。
断っても良かったんだけど、試して損はないっておじいさんも言うし、でも誰かに飲ませるのも申し訳なくて(あれ、そういえばブルーノさんは選択肢にいないのね?)ダストくんが飲むことに。
待ってなにしたのダストくん(笑)。ダストくん自身が怪我をしていないってことはクロエさんに魔法で燃やされたり、リディちゃんに矢で射られたりするようなセクハラまがいのやばいことはしていないのよね?
クロエさんやリディちゃんの両手を握りしめて、いつもありがとう……一緒にドラゴン討伐の旅に出てくれて、本当に感謝してるんだ……愛しているよ……とか瞳孔の開ききった目で言ったのかしら。
とにかく新薬の効果が確かめられたので、お礼に抗体薬をくれたよ。不思議なカードかと思ったら違った。
さらに進んでいると……。
そんなことあるんだね……別の魔物と喧嘩しちゃったのかな。
もちろん助ける。敵意をもって向かってきているわけでもないし、なにより痺れて動けないなんて可哀想すぎる。
良かった~!しびれが治った途端襲い掛かってくるのかなってちょっと思ったんだけど、そんなことなかった。
それにしても不器用にお辞儀していくなんて可愛い。もしかして共生の村で育った子かな?人間の仕種を見て覚えてるってことだもんね?
これ、ちょっと不意打ちすぎて泣きそうになっちゃった……可愛すぎじゃない???あ、でもしゃべれないってことは共生の村の子じゃないのかも。あの村の子は人間の言葉を話せたから。
気付け薬でしびれを直してもらって、すぐに自分の巣に戻ってお礼の薬瓶を抱えて走ってきたのかな……ひょっとしたら途中で共生の村から逃げてきた魔物とかに、正しいお辞儀の仕方を教えてもらって、さっきの人たちどこだろうって探してくれていたのかも。可愛すぎる。もしかして魔物って悪ではないのでは?
高級傷薬!?初めて見たかも。街の薬屋さんでも見たことがない気がする。
あまり海岸の街から離れて魔物が強くても困るので、散策はほどほどにして漁港へ入ります。
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