【Voice of Cards ドラゴンの島】海岸の街にて-2【第4章】
栄養士さんのお家を探して尋ねると……。
笑ってしまった。自称なの?それとも表札を作ってくれた人がこうやって書いてくれたの?
そしてお家から現れたのは筋骨隆々なおじさん。ダストくんが
「あなたが栄養士ですか」
て聞いたら
「いかにも私があの有名な栄養士ゴルドーだ」
と答えたので、どうやら表札も自称らしい(笑)。
この街で長いこと栄養学の研究をしているというゴルドーさんにさっそくナントカエキスを渡したダストくんがメルブールちゃんの事情を話すと、すぐさま効きそうな栄養剤を調合してくれたんだけど、材料のひとつであるゲンキウオというお魚が入手困難になっているそう。
ゴルドーさん、首周りだけはちゃんと温めているのえらいね……ちなみにナントカエキスで見えないけど、手首もきちんと温めてます。首とつく部分は温めなさいってよく聞くもんね。
それにしても首に巻き付いているキツネさんは生きてるのかしら。なんか生きてそうな気がする。
ゲンキウオはこの街周辺の近海で釣れるよ、と教えてくれたのはリディちゃん。もちろん彼女の愛読書である、おなじみの古い文献。前にも書いたけど、私はこの文献をオレンジページとかレタスクラブみたいなものだと思ってるんだよね……ゲンキウオの生態も、鯵や鰹や鮭の全体写真とあれこれが掲載されるのと同じようなものじゃないかな。
そういえば、とゴルドーさん。
おお!それなら話は早い!船着き場の近くで釣りをしているはずだというので、さっそく向かいます。
釣りをしている青年はひとりしかいないので、声をかけると……。
なかやまきんに君かしら!?!?まあ見るからにゴルドーさんの息子さんよね……てか布の面積が少なくて……目のやり場に困る……特に下半身……体験版のときもそういえば漁師さんがこういう格好してたっけね。シラハさんが見惚れてしまっていたのよ。
ひとまずお互いに自己紹介をすることに。ゴルドーさんの息子さんはブルーノさん。現在はお父さんについて見習い栄養士さんをしているとのこと。
ダストくんが旅の勇者だと名乗り、毒に倒れた仲間を救うためにゲンキウオを探していると話すと、なぜかブルーノさんのお目目がキラキラに。
最近、街の近くに住み着いた魔物の咆哮のせいで、近海の魚たちがほとんど逃げてしまったのだとブルーノさん。
落胆するダストくんだけど、街の近くにある漁港なら手に入るかもしれない、とブルーノさんが希望の光を与えてくれたので、彼に別れを告げて漁港へ……と思ったら、ブルーノさんが道案内をしてくれるそう。そんな遠くないからいいのに。
でもまあ仲間になってくれたので、4人で漁港に向かいます。
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