【Voice of Cards ドラゴンの島】フィールドにて【第6章】

　さて。
　欲しい武器や防具があるのに、所持金は冷薬を買って1,012ゴールドしかなくなったダストくん一行。
　私のプレイスタイルは、その街で1番良い武器と防具を全員分買いそろえてから先に進むという、なんとも効率の悪いもの。案の定時間をかけてこの『病気の村』の周辺カードを全部めくってみたとて、プラス1,000ゴールドにも満たない。
　馬車屋さんにお願いしてあちらこちらのフィールドを彷徨うも、手に入るゴールドはたかが知れている。
　そもそも、なぜ魔物はゴールドを持っているのか。買い物をするでもないのに。
　個人的には道端に落ちている、もしくは自身が襲った人間が所持していたものを、なんだかよくわからないけどぴかぴかで綺麗だから持ってようってノリだと思ってる。夜な夜な綺麗に磨いてそう(可愛い)。

　そんな矢先、ふと思い出したのは共生の村の南にいた騎士。

　以前会ったときは「もっと強くなれよ……」みたいな謎の励ましをくださっただけの彼。どうやら強い人と戦いたくて仕方がないみたい。今回話しかけたら……。

　めちゃくちゃ乗り気だった。ひょっとしてブルーノさんというマッチョメンが仲間にいるからかしら？と思ったけど、たぶんレベル20を超えたからかな？攻撃が結構強い(20ダメージとか平気でいく)。
　初戦は蘇生薬と傷薬にとてもお世話になったけど、なんとか勝利。

　わあああすごい！！1,650ゴールドもありがたいけど、経験値がすごく嬉しい！！！

　なんかとても良い鎧をいただいた……！ダストくんかブルーノさんが装備可能なのでひとまずダストくんに。

　お言葉に甘えて、このあと何度も戦わせていただいた。獲得経験値とゴールドはずっと同じなので。凍らせたり麻痺というものが通用しないので、クロエさんのダークネスとダストくんのトライブレイド、メルブールちゃんのヘヴィスマッシュがありがたい。
　おかげさまで全員レベル25を超えたし、欲しい武器防具を全部揃えられたんだけど……。

　確かにそうよね。ごめんなさい(笑)。この人いくらダストくんたちに支払ったことか……本当にありがとうございました。

　共生の村に来たついでに、漁港で会った海の男のカードの裏面を入手していなかったなーと思い立ち寄ってみた。あれ以来ブルーノさんにめちゃくちゃ懐いて、旅をしているブルーノさんに憧れの眼差しを向けているの可愛い。
　カードはこちら。

　やっぱりそうだったか(笑)。鍛錬って割に体つきがブルーノさんとはずいぶん違うなと思ったら。
　ブルーノさんが旅に出ている間、ゴルドーパパの助手はこの人がやればいいんじゃない？家事もこなせるし字も綺麗だよ。てか書道がこの世界にあることに驚いた。たぶん想像する書道(墨とか筆とか半紙とか)とは違うんでしょうけど。

　お次はいよいよ火山に入ります！

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