【Voice of Cards ドラゴンの島】海岸の街にて-1【第4章】
漁師町である海岸の街なんだけど、最近は不漁が続いているそう。街の北西には漁港もあって、そこの漁師さんたちも商売あがったりだと困っているそう。
なにか理由があるのかしらと思いながら街を散策していると、地鳴りのような咆哮のようなものが聞こえてくる。最近聞こえ始めたと街の人が教えてくれる。ドラゴンの呻き声では?なんて噂もあって、皆さん不安みたい。でも街にいた白の教団員の人が
「ドラゴンの気配を感じる……早くシラハ様達にお知らせしなければ」
とブツブツ言っていたから、もうドラゴン確定なのでしょうね。
街をうろついていると、ひとりの主婦から不景気のせいか泥棒の被害が増えていると相談される。彼女のお家に常備している風邪薬がつい先ほど盗まれたそうで、取り返したら報酬を出す、と言われてほいほいと引き受けるダストくん。きっと彼の好きな言葉は『報酬』『謝礼』『賞金』だろうな(笑)
犯人は住民の中にいるって主婦は睨んでいるそうなので、さっそく周囲を探してみると、すぐさま発見。人の少ない村なのでね……。
わかりやすすぎるのよ(笑)
ダストくんが声をかけると、彼女の手には風邪薬が。
「風邪薬を盗まれた人が困っている」
ダストくんが女性にそう告げると彼女は、家が貧しく、風邪で寝込む息子に薬を買うこともできず盗んでしまった、と。
本来であれば彼女からお薬を返してもらうのが正しいんだと思う。でもね、なんか『取り返す』て表現がいやで。『返してもらう』だったら選んだと思うの。盗んだのは良くないんだけど、事情が事情だけにね……。
風邪をひいたお子様のためにも、ダストくんは見逃すことに。すると。
やったね!今のところ皆勤賞(??)じゃない?1枚目から全部もらえている!
さて、こちらはこれでいいとして、被害者(風邪薬を盗まれたほう)になんと説明しようか。
ダストくんがシンプルに「泥棒は見つからなかった」とだけ伝えると、被害者の女性から、盗まれた薬は、よく風邪をひく夫のために常備していた薬だったと言われた。薬を買うお金が……と、彼女は家計の厳しさをぼやく。
個人的には泥棒を見つけられなかったお詫び(と嘘を吐いた申し訳なさ)として、ダストくんが風邪薬の代金を出してあげれば良かったと思うんだけど、ダストくんにしてみればただ盗まれた風邪薬を探してくれと頼まれただけのこちらがなぜお金を出さなければならないのかって感じよね。わかる(苦笑)。
RPGの主人公って意外とケチよね……フィールドで戦えばいくらでもお金を稼げる立場なのに、街や村の人が困っていてもお金を渡そうとはしない。せいぜい武器屋や道具屋、宿屋などでお金を使う程度。まあゲーム内でお金がないって言う人はあまりいないけど。
このゲームが始まってから、城下町、ツギの街、ミツメの街、森の村、共生の村、海岸の街と訪れてきたけど、未だに一度もお金を取る宿屋に遭遇したことがない(笑)。ドラゴン討伐隊だからとか10000人目のお客様だからとか、魔物を連れているからとか、あと人違いっていうのもあったけど、とにかくみんな無料で休ませてくれる。最後だけ目玉が飛び出るほど高い宿泊費をとるんじゃないかって今からドキドキしてる。
それにしても10000人目!?少なくない?来る人がいないってことなのか、宿屋ができて間もないのか。
それでは栄養士さんのお家に行きましょうかね!
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