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【Voice of Cards ドラゴンの島】霊廟最奥部にて-1【第7章】

 オートセーブとセーブ、ロードができなくなり、導きの鈴も使えない。1分に1回くらいの勢いでセーブしている私は最奥に降りる直前にセーブしたので問題なし。

 最奥部は魔物も出ないみたいなので真っすぐ進んでいくと、シラハさん、ブランさん、ハクジさんのカードの奥にシロクさんの姿。近づいて見るとどうやらシラハさんたち3人はシロクさんに倒されたあとらしい。
「何だ、君達か」
 特に慌てたり動揺する様子もないシロクさんにダストくんが聞いたのは。

 お前の目的はなんだ、と、ここで何をするつもりだ、のふたつだったので、前者を選択。

 なんか……どうやってこんな地下まであの大きなドラゴンを運んだのか謎すぎる。そしてドラゴンはドラゴンで、どうやってこの建物を破壊することなく逃げ出したんだろう。スモールライトとか持ってるの?

 独自技術……特許は出願したかな(そういうものではない)。とにかく、どうやらここに竜の涙があるらしいことを知れて安堵したダストくん。彼の目的はメルブールちゃんを元の姿に戻すことなのでね……。

 ここでシロクさんが意外なことを口にする。
「俺は薬が憎かった。父と母をころした薬が……!」
 そうか、シロクさんも、シロクさんのご両親も、病気の村の人だったのね。恐らくダストくんたちよりも少し前のこと。
 同じように新薬の実験体にされたご両親は亡くなり、シロクさんは怒りを糧に死に物狂いで努力して、どうにか島から逃げて白の教団に入ったんだと思う。だから最初シロクさんに会ったとき、彼は村の人を介抱していたんだ……きっと自分の親の最期を見ているようだったんだろうな。

 そこから教団の上層部に上り詰めたシロクさんは、薬の根源がドラゴンであることを知り、ドラゴンを殺す機会を窺い続けていた、と。ようやく火山でそれが叶ったわけね。

 謎の祭壇なるものの前で呪文を唱え始めたシロクさん。

 メルブールちゃんを元の姿にって目的がなければ、霊廟を破壊しようがなんだろうがどうぞご勝手にって感じなんだけど、そうもいかない。儀式を止めようとダストくんがシロクさんの元へ向かうと、倒れていたシラハさんたちがよろよろと起き上がった。

 そうだよね、親御さんの代から熱心な白の教団信者で将来を期待されている優等生シラハさんにしてみれば、シロクさんは尊敬する上司だし、憧れの存在でもあったと思う。その人が教団の意に反することをするなんて、ショックでしかない。
 我々は利用されていたのか、と不信感をあらわにするブランさんと、貴方の行為は白の教団の教えに背いている、とシロクさんを糾弾するハクジさん。だけどシロクさんの心には何ひとつ響かないみたい。

 そう言って再び儀式に集中し始めてしまう。冒険譚あるあるだけど、こういうとき、完全に相手にトドメをさしてから儀式をやらないあたりが敵の詰めの甘さというか、主人公が勝つ理由なんだろうな……。

 静観していてもしょうがないものね。メルブールちゃんを元の姿に戻すためにも……!
 儀式を止めようとシロクさんに向かおうとしたダストくんの前に、シラハさんたちが立ちふさがる。も~どんだけ邪魔するのこの人たち。

 シロクさんは教団内でも突出した戦闘力を誇る聖騎士だというシラハさん。は??こちとらレベルカンストしてますけど???(知らんがな)
 だからってこのまま指くわえて見てるわけにはいかない。「でも」とクロエさんがシラハさんの手を払おうとすると……。

 おおおおお!?!?!?このあとシラハさん、ブランさん、ハクジさんが仲間に加わってくれた!この人たちすごく強いのよね!よろしくお願いしまーす!
 ぎゃんぎゃん騒いだおかげか、シロクさんが「うるさい蠅どもめ、邪魔だ!」とブチギレて襲い掛かって来た。ようやく戦闘開始!!

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