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ほぼ1日がかりの大仕事

昨日受けた「胃カメラ&大腸カメラ」の検査について。
レポート風にまとめてみました。(3000文字ほどあります)





① 検査を受けることになった経緯


3カ月に1度かかっているクリニックに8月に行った時のこと。
先生に「胃がんと大腸がんの検診を受けてみませんか?」と、半ば強引に勧められました。

確かに年齢的にもそういうのを受けた方がいいお年頃なんだろうし、早期発見・早期治療が大事で、何かあった時に初期の段階で見つかる方が後の処置も早く、手遅れにならないこともわかってます。先生のおっしゃる通りです。

いや、わかってるんだけど。

でも・・・。

胃がん検診は過去2回ほど近くの病院で受けたことがあるからまだいいとして「大腸がん検診」は、はっきり言ってめちゃくちゃハードルが高いっ!!
噂に聞くあんなことやこんなこと・・・耐えられる自信がないっ!!

うーん・・と渋ってると、先生が追い打ちをかけるように「上も下も一度にやった方が一気に終わるし何かあったらその場でとってくれますから。今やっておけば次は数年後でいいですし」とにこやかに、でもぐいぐいと迫ってくるもんだから「ノー」と言えず(正直いやいやながら)検査が出来る病院に予約を入れてもらい10月中旬に受けることにしたのでした。

その時は10月中旬なんてまだ2か月も先だし、と思ってたのにあっという間に来てほしくない「この日」がやってきました。

② 前日にしたこと


検査の流れを書いたパンフレットによると、検査日前日の夕食前に下剤を服用し、その日の食事は消化しやすいものを食べてください、とのこと。

え?晩ご飯の前に下剤飲んで、いきなり効いてきたらどーすんの?と思いつつ晩ご飯は「すうどんとゆで卵」という質素な食事内容。
下剤は8~10時間後に効き目が出てくるタイプのものでしたが、いつ差し込みがくるか、ドキドキしながら早めにお布団に。

③ 検査当日(前処置)


緊張のあまり眠れなかった、というより何となくお腹がぎゅるぎゅるしてきて目覚ましが鳴る前に起きてトイレに行ったら下剤の効果が。

一度ならず二度、三度・・・とトイレに駆け込む事態となり、今日はタクシーで行く予定なのにこんな状態で大丈夫か!?と行く前から軽くパニック状態。朝ご飯は抜きだし、たぶん出すものを出し切れたからか出発する頃にはお腹も少し落ち着いてきました。ふぅ~~。


まずは午前中に前処置薬(洗腸剤)を飲み、腸に残っている便をすべて出す、というミッション。
腸がきれいになった人から順に午後から検査となるので、場合によっては帰りが遅くなることもあるらしい。

ふむふむ、これがうわさに聞く「飲んで飲んで地獄」かぁ。
クソまずい薬を延々と飲み続けることを考えるとテンションだだ下がり。
しかも普段から便秘がちなので果たしてちゃんと腸がきれいになるのか?と不安いっぱいでした。

今回私が飲んだのは「サルプレップ」というこじゃれた名前のペットボトルに入った液体薬で「洗腸剤コップ1杯分(125ml)+水コップ2杯分(250ml)を10分かけて飲む」を繰り返す、という方法。

4ターンで洗腸剤1本が空になりますが、1本で終了する人はほとんどいないそうで、大体2本目の半分くらいまで飲まないとOKが出ないらしい。

いやちょっと待って?

1回に飲む総量が375ml?それをまずは4回?そして2本目の半分まで?
つまり合計6回ってことは2リットル以上は飲まんといかんわけ!?
いや~~っ!ありえへん~~~っ!

・・・なんて言ってる場合じゃない。とりあえず飲まねば。

薬の味は飲めないほどのまずさではないのだが、何だか濃い。何かわからんけど濃いっ!こじゃれた名前のくせにコイツなんなん!?って感じの妙な味で、ふと気を許すとリバースしそう。
味を感じないようにぐっと息を止めて薬を飲み、すぐに水を流し込む、みたいな飲み方でとにかく心を無にして薬と水を延々と流し込みました。

途中でどうにもこうにも胃がパンパンでもう入らぬ~!となるのですが、その辺りでちょっと体を動かしたり歩いたりして下さいね、と看護師さんに言われ、まるで出産前の妊婦さんのように病院の廊下をうろうろ歩いたりしましたよ。結構過酷な戦いです。

また今回は10人くらいの人が同じように検査を受けるので、初対面でどこの誰かもわからんけど何となく妙なレンタイカンを感じるような空気が。
一人じゃない、みんな頑張ってるんだ!と思うから自分も頑張れる、みたいな状況でとりあえず飲み干すミッション、クリアしました。

で、肝心の便の状態ですが。

1本目の薬のボトル(+水)を飲み切った辺りから、お腹に効果が出てきました。
悠長に構えてたらうわっ!と突然出そうになり、トイレに走って駆け込み状態でまさに後半は「トイレとオトモダチ」状態^^; 

ここだけの話、あまりにもトイレに行き過ぎるがゆえの「オシリがひりひりして痛い」のが辛かった(泣)
赤ちゃんのおしりがかぶれやすいのがよくわかります・・。

1本目と2本目の半分、つまり看護師さんの言ってた量を飲んだあたりでOKが出たので、服を検査衣に着替えていよいよ検査室に。

④ いよいよ検査開始


診察台に横になり、まずは胃カメラから。過去2回別の病院で受けた時は鼻からの検査で痛みも苦しさもほとんどなく楽に終わりましたが、今回は口からのカメラ。

口の中にモノを入れられる歯医者さんの治療などが実は凄く苦手でして、今回もめちゃめちゃ緊張してました。

喉の麻酔の氷をなめて、その後にもう1度喉に麻酔薬の噴射。これ、結構咳き込みました。そしてマウスピースの装着。この瞬間、また軽くパニックになりそうに^^;
で、鎮静剤の静脈注射をしまして、先生が何か声をかけてくれて照明が暗くなって、カメラが・・・  ?? 





どうやら鎮静剤に瞬殺されました。
カメラが近づいてきた辺りから胃カメラの検査全てと腸カメラの3分の2くらい全く記憶がございません^^;

ぼんやりと意識が戻ってきた時にはお腹の中をぐるぐる何かが動いている感触が。激痛、というほどではないけどちょっとうっすらと痛い感じがあるような・・・。でも、腸カメラももう終盤だったのかほどなくして終了。
(後で時計を見たら検査開始から終了まで1時間くらいでした)

その後30分ほどリクライニングの椅子で休憩して検査が全て終了。
え?先生のお話とかないの?これでもう終わりなの?って感じでした。


最後に受付で今回は腸のポリープを切除しましたんで、と聞かされ(全然気づかんかった・・・)、検査の簡単な報告書と画像がプリントされた報告書2枚、ポリープ切除後の注意事項を書いた用紙をもらって帰宅。

ということで、今後1週間は食事・飲酒・運動・旅行は控えてくださいとのことでしばらくはけっこう質素な食事が続きそうです。ひぃ~ん(泣)


⑤ 検査のその後


振り返ってみると前日の食事から当日検査が全て終わるまでほぼ1日がかりの大仕事で、帰って来て遅めの昼食(卵うどん)食べたら速攻昼寝。けっこう身もココロも疲れた検査でした。

検査の結果はかかりつけのクリニックに送られるので、次にクリニックに行った時にもう少し詳しいお話が聞けるようです。

しかしこうやって検査のレポートを長々と書いてみたものの、ポリープを切除って一応手術になるらしいし、胃と腸の組織の検査もしてるのでもしかしたら悪い結果が出るかもしれない。そう考えると、こんなこと悠長に書いてる場合かよっ!ってちょっと思いました(笑)


とりあえずしばらくは穏やかに日々を過ごします。

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