![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144976629/rectangle_large_type_2_e75b140b477bcb23d1db5e5440b90176.png?width=1200)
2024年上半期まとめ
せっかくのnoteで告知ばかりというのもあれなので、たまには雑記的なモノを書き残しておこうかな……という気分になるくらい、今年の前半は色々と充実しておりました。
明日はしいたけ占いの2024年下半期も発表されることですし(?)、手慰みついでに備忘録として書きました。日記というか、覚え書きのようなものです。
まず1月。
昨年末から書いていた小説『霊獣のサガ』を、引き続きモリモリ書いてました。北欧風の地方を舞台にしたセンチネルバースで、大体7万字くらいの長さになりました。前年はあまり沢山執筆できなかったので、リハビリ+バース系の練習の意味も込めての連載でした。
寒い時期に寒い地方の話を書くと、臨場感が増して凄く気分が乗る気がして楽しかったです。
連載を追ってくださっていた方からご感想を頂けたりして、『創作の喜び~!』と嬉しさを噛みしめてました。
2月は『霊獣のサガ』を完結させて、あとはえーと……その~、ゲームをしてました……えへへ。
『バルダーズ・ゲート3』というゲームで、ダンジョンズ&ドラゴンズというTRPG(Netflixの『ストレンジャー・シングス』をご覧になった方にはご想像頂けるかも。冒頭でマイクたちが遊んでいたボードゲームのようなものです)をベースにしたゲームです。
これがまた面白くて……。元から海外ゲーム(いわゆる『洋ゲー』)が好きなのですが、個人的な洋ゲーベスト5に入る名作でした。数々の賞を受賞したのも納得の作品です。
海外翻訳ファンタジーで育ってきたようなものなので、海外のファンタジーの味が大好物なのです。そこへ来て、一緒に旅をする個性豊かな仲間たちとのストーリーも大変丁寧で濃厚に作られておりまして……。
主人公を男性キャラにして、男性キャラとロマンス(キャラによっては濡れ場もあり)するということも当たり前にできるわけです。もちろん、友人としても唯一無二の絆を深めることができます。
ストーリーの壮大さも、世界観も、仲間との関係性の描き方も、まるで大長編ファンタジーの世界に入り込んだかのよう。
FINAL FANTASYなどの和ゲーに比べると、操作性に癖があるので万人にお勧めできる……とは言えないのですが、本当に最高のゲームでした。
ちなみにわたしの最推しは、ヴァンパイア・スポーン(ヴァンパイアの僕)、アスタリオン。200年もの間自分を虐げてきた主人への復讐を誓う殺意高めのローグ(暗殺・鍵開け・スリなどが得意)です。主人公をあけすけに誘惑し、セクシーな小悪魔のような印象を抱かせるのですが、芝居がかった振る舞いの裏には深い傷が隠されていて……という、これ以上語ると長くなりすぎるのでこの辺にしておきます。
ご興味ありましたら是非。ハマると沼です。
3月は、新しい原稿に取りかかっていました。
まだお知らせできる段階ではないのですが、早くお楽しみ頂けたらいいな~!と今からソワソワしております!
あとは、『敗北魔王、勇者の末裔と500年後の社会復帰』の改稿作業+書き下ろしの準備などをしていました。
4月はもう、原稿しすぎて書くことがないですね……。
新しいお話の原稿と、『敗北魔王、勇者の末裔と500年後の社会復帰』の書き下ろしの原稿をガツガツやっておりました。
『敗北魔王』の書き下ろしは、どうしても書きたいテーマがあったので、まず担当さんに「どのくらいのページ数までなら書いてもいいんでしょうか……」と伺って、上限のギリギリまで書きました。だいたい本編の長さの三分の一くらいあるんじゃないでしょうか。ご満足頂けたら嬉しいな~!
あとは短編をいくつか投稿したりしていました。
↓の記事の『その他短編』に記載した三編を公開しています。
5月は、『ドラァグクイーンはリップシンクで愛を捧げる』の電子単行本が発売月でした!
分冊版には収録されていなかった、鹿島こたる先生の超美麗な口絵や挿絵、単行本用の書き下ろしを含めたものです。
嬉しいレビューも頂けて、本当に書いて良かった。お届けできてよかったなあという気持ちでいっぱいです!
作業の方は、新しい原稿の読み直しと推敲がメインでした。かなり長いお話になったので、色々な見直しが大変でひぃこら言ってましたね……。でも本当に楽しかったです!! 早くお届けしたい~!
2月末から5月にかけて、休日ほぼ0で仕事と原稿をしまくっていたので、5月末あたりはランナーズハイのようになってました。
わたしは普段卓上のカレンダーに消えるボールペンでスケジュールを書き込んで管理をしているんですが、この期間のカレンダーは、さながらジャクソン・ポロックの絵画のようにぐちゃぐちゃのカオスになってます。
そして6月。
今まで我慢していた漫画や本を読みあさっています。
資料は読んでいたものの、小説や物語に関しては危機感を抱くレベルでインプットが不足していたので、だいぶ潤いが戻ったな、という感じです。
めでたく完結した『ダンジョン飯』、連載開始当初から追っかけていたのですが最後の数巻は買えども手をつけず、完結したら最初から改めて一気読みするつもりで我慢していました。ようやく読み通せて大満足です……最高に面白かったですね……
あとはこのところ、『ナイトランナー』のシリーズを読んでいます。
海外書評サイトの『Best Fantasy Fiction with Gay Protagonists(ゲイが主人公のファンタジー小説ランキング)』でランクインしていて、いつかがんばって訳しながら読むか~と思っていたのですが、なんと翻訳版がすでにリリースされてる(しかも10年以上も前に)ことを知り、飛びつき、読み、秒でハマりました。マジで面白いです。毎晩少しずつ読みながら幸せにひたっています。
剣と魔法の世界で、ふたりの密偵が活躍するお話(ざっくり)です。サージルとアレクの恋愛模様は焦れ焦れで、結ばれるのに時間は掛かるのですが、それがいい!!! AmazonでもBLジャンルにカテゴライズされていないのですが、主人公二人の愛と絆は紛れもなくこの物語の大きなテーマです。濡れ場はガッツリ描写ではないですが、あるにはあるし、関係性の描き方が素敵なので不足に感じることもありません。
日本語で読めるゲイ主人公ファンタジーとしては最高の部類に入るのでは……? 翻訳も素晴らしく、海外ファンタジーっぽさに溢れていて、するする読めるし、滋味さえ感じます。訳者さんとの相性によっては読破できない作品もある私にとっては、まさに至高の翻訳ファンタジーM/Mです。
ただ、本当に惜しむらくは、最終巻が翻訳されていないこと……。
そこに辿り着いてしまうのを戦々恐々としながら読み進めていますが、最終巻だけはどうにか訳しながら読もうと思います。ひょんなことから人気が復活して新装版で出ねーかなと願っているのですが……。
そんなわけで、色々な作品に触れ、刺激をもらって、また新たなお話を描きたい気持ちが、夏の雑草のようにグングンのびてきました。また近々原稿の日々が再開されることと思います。
小説書くのって、なんでこんなに楽しいんでしょうね。
下半期について。
暑い夏、そして熱い秋がやって来そうな予感です。
9月19日発売予定の『敗北魔王、勇者の末裔と500年後の社会復帰』(リブレ×pixiv 創作BL大賞 大賞受賞作)に関しても諸々の準備が控えています。
Xでもお知らせしましたが、イラストは『ディレイル』『神様☆ダーリン』『ヤングケアラー みえない私』など広い分野でご活躍なさっている相葉キョウコ先生です!
BLも一般作品も大好きな先生なので、担当さんからご連絡いただいた時、リアルで「ヘェッ!!?!!??」と声が出ました。
すでに挿絵など拝見しておりますが、「やば(最高)!!!!!!!」の一言で、早くお目にかけたくてジタバタしてしまいます。
書影の公開などを含むお知らせは、発売一ヶ月前くらいから本格化すると思いますので、どうぞお楽しみに!
また、『敗北魔王』はコミカライズの企画も進行中です!
こちらも素晴らしい作品になること間違いなし!の予感が爆発しておりますので、続報を楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです!
【お知らせ】
— あかつき雨垂 ✒️ドラァグクイーンBL 5/4〜🪭️ (@utari_archive) June 11, 2024
第3回リブレ×pixiv ビーボーイ創作BL大賞
大賞受賞作🏆️
『敗北魔王、勇者の末裔と500年後の社会復帰』
もろもろの詳細が決まりました🥳️
発売日は2024年9月19日(予定)❗
イラストは、『ディレイル』『ヤングケアラー みえない私』等の 相葉キョウコ先生 です❗❗ pic.twitter.com/fOsNpqMOZw
今年の上半期は、そんな感じで盛りだくさんでした。
下半期も、同じくらい充実させていけたらいいなあ。
それでは、また近々。
いいなと思ったら応援しよう!
![あかつき雨垂](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124043724/profile_b26c27c03f92179d7d9bd062c3931b30.jpg?width=600&crop=1:1,smart)