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くりこま日記15
最終日。
早朝5:00過ぎ、宮城沖で地震が発生。
震度4でかなり揺れました。
ここだからこそいつもよりドキドキ。
最後なので荷物の整理。
そして最後の餌やり。
ひよこちゃんはこの2週間でも大きく羽も茶色くなりました。いつもよりたくさん愛でさせてもらいました。
薪割りも中途半端だったので終わらせました。
初日に一日中やってたなあ〜なんて懐かしく思いながら。
最後の朝ごはん、ミーティング。
午前中は、昨日作ったウッドチップを米袋に詰め(なんと9袋分)あまりは、鶏小屋と畑に撒きました。
鶏小屋に敷くと匂いが軽減され、畑に敷くと雑草が生えにくくなるそうです。
昨日はブルーシートを敷きましたが、今日はりんご箱にチップがちょうど入るように、屋根も即席で作成。(すごい。。)
残った一山をチップにしていると、チッパーのベルトが劣化できれてしまい、中断。
お昼ごはんは、焼きそば。
午後は部屋の片付けと、子どもたちと庭で遊んだり。
あと数時間でここを出るなんて考えられなくて、寂しすぎてちょっと泣いてしまった。
最後に写真を撮ってもらい、お別れ。
子供たちは駅まで一緒に着いてきてくれました。
山を降りていくのが寂しくて涙ポロポロ。
かき氷屋さんに立ち寄ってくれました。一つ一つ古い機械で手で回してけずる氷とあずきがぴったり。
お土産も買い込み、いよいよ駅へ。
水色の空
西日を反射して淡ーいオレンジになったトイストーリーみたいな雲
青々とした田んぼ
ポツンポツンとあるおうちと、トトロの形のいぐね
みーーーーんな愛おしく思えて、車の中でも涙ぽろぽろ。
2週間しかいないのに、勝手に故郷のように思える場所と人ができて、理想的な生き方ができた。
毎日、暮らしをするために生きるために作業をして、その作業も決して毎日同じではなく、意味や変化があった。
自分の生きる力、スキルやポテンシャルのなさに気づき悔しい思いをしながらも、毎日何かしら気づきできるようになった。
自分にとって1番必要なものは何か、気づくことができた。
この地域まるごと好きになった。
帰りのバスでも30分は涙が止まらず、思い返してはしくしく泣いていたのでした。