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賛歌 ダダ漏れのDark Matter 鉛色の重力 ―—街を歩いてもアスファルトに走る無数の 亀裂から滲み出てくる闇を見つめるだけだ―— ああ この皮膚がすべて剥がされても 感じているか? 動いている 動いている 闇の中で 蠢く者がいる おう 耳孔で劣化ウラン弾が爆ぜようとも 聴こえているか? 無限に遠く 無限に近い 闇の中で 囁く者がいる 押し黙った孤独な獅子の心音を聴く どこか森閑とした場所で 赤ん坊がむずがっている 夜の
皆さんご存知のように、人類はバニーガールとそうでない人類とに分けられる。そうでない人類も時間をかけて徐々にバニーガールになっていく。それは老若男女その他いろいろn個の性を問わない。まあそれらを問わないってのは、これからの人間社会はそうであって欲しいし、そうであるべきだとの理想と希望を込めて言ってるんですが。だけど問題は、そういう社会作りがなかなかうまく行っていないこと、その根本的な原因が奈辺にあるのか、これなんですよね。それについて、こないだぼくも委員を務めている、農水省の
1 八月の夜空に煌めく星達は、朝を迎えると鳥になって森に果実を探しに来る。鳥達はそれぞれ色の付いた声で囀りながら、樹々の枝から枝へ飛び移り、自分の星の光と同じ色の果実を見つけては啄ばんでいる。例えば赤い果実を啄ばんでいるのは蠍座のアンタレスだった鳥というふうに。やがて鳥達は果実の成分の働きによって無数の光の矢に変わり、はるか遠くの草原を目指して、巡行ミサイルのように丘陵地の地形に沿って飛んで行く。 2 草原に飛んで来た光の矢は、着地するなり光の
天使の骨盤は、単独で自立生活が可能であるから、幼生期には他の身体部位と離れて、火星に骨盤だけのコロニーを形成している。火星の北極冠の広大なドライアイスの氷原を群れをなして滑走しながら、左右の腸骨から翼が生え出て来るのを待つのである。将来翼となる骨芽細胞の増殖が始まり、十分に成長発達した暁には、天使の骨盤は翼を羽ばたかせて氷原から次々に離陸し、火星の重力圏外へ飛び出すと、尾骨の方向舵を巧みに操りながら、大挙して地球に飛来するのである。 ところが、地球の大気圏突入時の空気との
じゃぱねっとカタカタの社長が、机の上に大きなガラスビンを置いて、カン高い声で通販のセールストークをしている。ガラスビンの中では黒い味噌みたいな物がゴニョゴニョ動いている。その中からピンポン玉くらいの大きさの惑星が次々に生まれると、ポンッと蓋が弾けて、水・金・地・火・木・土・天・海の順にビンから飛び出し、ポンポンポンと八つの超小型打ち上げ花火に変わった。最後に冥王星もヨロヨロと出て来て打ち上げ花火に変わった。社長はひと通りセールストークを終えると、片手でビンをパチン!と叩いて、
トラスケぇ! こりゃあなんなら。コンクリ引っぺがしたら虫がうじゃうじゃおるど! Co., Ltd. Co., Lt d. Co.,Ltd. Co., Ltd.Co., d. Co., L td. Co., Ltd.Co., Lt d.Co., Ltd. Co., Ltd. Co., Ltd. Co., Ltd.Co., Ltd. Co., Ltd. Ltd.Co., Lt d.Co.,Co., o., Ltd.Co., Lt d. Lt d.Co.
「え~~本日はぁ、天気日頃も良ろしゅう、氏神様のご祭礼により~、これより大節分豆まき大会を開催させていただきます。皆さま万障お繰り合わせのうえ、ご家族お揃いでご参加下さいませ。なお~、お子供衆には~、白玉ぜんざいと福豆菓子をご用意いたしておりますゆえ~、巫女Aのお姉さんとこでみんなでいい子して貰ってね。お父さんお母さん方におかれましてはぁ、巫女Bの売店にてぜんざい太巻きパックを販売いたしておりますゆえ~‥‥」 でっぷり太った羽織袴姿のイグアナが豆まきの口上を述べると、皆は
トレイシー、Canned Universe 今夜は Canned Universe 素敵な Canned Universe イブニングドレスを Canned Universe 召して Canned Universe らっしゃるのね Canned Universe ヌメロ・ヴェントゥーノかしら Canned Universe サテンなのね Canned Universe とっても Canned Universe お似合いよ Canned Universe でもあなた Canne
緑青色に腐食した月面の、クレーターの影に突き刺した太鼓ばち指を引き抜くと、穴から狒狒の呪術師達が踊り出て来た。俺は奴らの力を利用して、光速で飛ぶ闇夜と皮膚の間の一瞬の空隙に飛び移らねばならない。虚空に聳え立つ岩山の頂で焚かれた狼煙火が、ディストーションの効いた重低音を響かせて燃え盛っている。野卑た歌声とバカッぽい踊り。星を銛で突いて食う奴らの心拍はトチ狂ってREDを示したままだ。ウザウザと気流は蠢き、帯電した下半身が捻転を繰り返す。その勢いを駆って俺は媚薬急行に飛び乗った。
🎷Sweet Noiseが帰って来るんだって?🪕 そいつはヤバイな(汗)。あの女をNSAに売ったのは俺だからな。ジェイコブの時みたいにイカナゴのくぎ煮にされちゃかなわねえ。知ってるか? アノンQの野郎が木星の衛星カリストのクレーターに頭から突っ込んで斜めに突っ立った足がピクピク痙攣してただろ? ナニもエレクトしてただろ? ありゃあの女に怒涛のガブリ寄りとあびせ倒しと櫓投げを連続でやられたからなんだ。おいリカルド、ミニグラスでテキーラくれ。Qoo~~ッ! じゃあな、俺ゃ消える
私のお腹が出てきたのはいつの頃からだったろうか。いやね、そうたいして出てはいないんですよ。家族が言うほどには出ていないと私は思う。でも、痩せていた昔と較べると、明らかにポコッと膨れてきているから、お腹の中に誰かいるのは間違いない。しょっちゅう喋り声が聴こえてくるけど、おヘソに耳を当ててよく聴いてみようにも、上体を目いっぱい前屈して顔を左右どちらかに向け、耳をおヘソに当てるなんて、サーカスの軟体芸人じゃあるまいし、私にできるわけがない。さてどうしたものかと思案していると、何処か
・Geometrical arachnida・「|/「/│/┌─―|/┌─―/― 幾何学的なくせにネバネバした、巨大な蜘蛛の巣に過ぎなかった都市は、街のそこら中で汚れた糸が筋を引いて、互いにくっ付き絡まり合って、全くにっちもさっちも行かなくなった。あちこちに転がる黒灰色の塊の中には、大量のアブラ虫やシデ虫や、臨海工業地帯ではフナ虫が巣を作り、ザワザワ出入りしてはそこら中を這い回っている。 /┌─―/「」/│/┌─/─/ ・Three-dimensional lattice
◆おいらが鯰だったらいいのにな ディープ・ブルーの海を泳ぐんだ そしたらいい女はみんな おいらに釣り糸を垂れてくる おいらに釣り糸を垂れてくる おいらに釣り糸を垂れてくる 作者不詳のキャットフィッシュ・ブルース。しょうもないこ とを歌っている。鯰は淡水魚だしw。でも、そのアバウトでしょうもないところが好きなんだ。使用コードはE7一発。ブルースの中でもひと際プリミティヴで泥臭い曲だ。初めてレコードに吹き込んだのはロバート・ペットウェイ。その後もマディー・ウォーターズを始め、沢