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xxxx年xx月xx日(x) ぬらぬらぬらぬらと 黒光りする夜がまたやって来る 節操のない総天然色を肉の奥に密閉して 夜の重力はすべての脈菅に流れ込み 全身の毛穴に銀色のさぶいぼーを沸き立たせる ノノノ、ノ、ノイズの岩塊だらけの重低音で 薄ら笑うあいつがまたやって来る 眠れぬ夜の海底の寝床の 絡み付く紅藻類に俺を羽がい絞めさせ 真っ黒いトグロを巻いて俺をじっと睨め付けるるるるるる