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天使の骨盤は、単独で自立生活が可能であるから、幼生期には他の身体部位と離れて、火星に骨盤だけのコロニーを形成している。火星の北極冠の広大なドライアイスの氷原を群れをなして滑走しながら、左右の腸骨から翼が生え出て来るのを待つのである。将来翼となる骨芽細胞の増殖が始まり、十分に成長発達した暁には、天使の骨盤は翼を羽ばたかせて氷原から次々に離陸し、火星の重力圏外へ飛び出すと、尾骨の方向舵を巧みに操りながら、大挙して地球に飛来するのである。 ところが、地球の大気圏突入時の空気との
見渡す限りの 涼やかな朝の恐怖である 舐めたらまだ夜の味がするコンペイトウの砂漠に棲むモフネコが眼ヤニをふきふき起床するやいなや頭蓋が核爆発しくさった 蒼天にエレクトするキノコ雲は ごっつう禍々しゅうてドモならんのう 骨灰まみれのコンペイトウが草原に七日七晩降り続けたという 千のモフネコの千の首は 千万の弾頭に増殖して極超音速ミサイルに装填すると無数の瞳孔が縦に光り出しました それで、猫又AIの 秘儀的核実験