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じゃぱねっとカタカタの社長が、机の上に大きなガラスビンを置いて、カン高い声で通販のセールストークをしている。ガラスビンの中では黒い味噌みたいな物がゴニョゴニョ動いている。その中からピンポン玉くらいの大きさの惑星が次々に生まれると、ポンッと蓋が弾けて、水・金・地・火・木・土・天・海の順にビンから飛び出し、ポンポンポンと八つの超小型打ち上げ花火に変わった。最後に冥王星もヨロヨロと出て来て打ち上げ花火に変わった。社長はひと通りセールストークを終えると、片手でビンをパチン!と叩いて、
解説の佐野さん! はいはい。 美しいって何ですか? さあて、何なのでしょうねえ。考えるよりまずは体験ってことかなぁ。ご覧なさい、東西南北どちらを向いても見渡す限りの紺碧の円盤。船の上から望むこの海洋も、美しいと言えば美しいですよね。アラカワシズカが銀盤上でイナバウアーしながらケタケタ笑っているくらい美しい。ともあれ、そろそろ水平線の東西が少しずつせり上がってくる筈ですよ。ウミスズメの群れが飛んでいますね。何処かに島があるのかな。流氷もあちこちで見えてきましたね。