ブラインドタッチ ――画像しりとりはじめました(#223)
類は友を呼ぶ (#222) →「ぶ」→ブラインドタッチ―(7,101文字)
「ブラインドタッチ?(゜o゜)
――ああ、できるよ
そのくらい簡単だろ☆」
昭和生まれでキカイ音痴の部長が
意外にも自信満々にそう言うので
一瞬、へーっ、と感心したら
部長は意気揚々と窓際へと歩を進めた……
――シャッ!
部長、惜しいっ(≧▽≦)🎵
(惜しくない)
ブラインドタッチとは、PC等のキーボードを入力する際に、手元を見ずに画面を見ながら入力することをいう。
決して、窓際のブラインドに触れてその先の虚空を見つめながら
「なにぃ、皮蛋が死んだ (*1) ……?」
とか言うてしかめっ面することではない( ̄∀ ̄)
日本では今なお「ブラインドタッチ」と呼ばれることも多いようだが、
「ブラインド」には「盲目」という意味もあるので、差別的な表現を避けるという観点からも、1990年代後半あたりから
タッチタイピング
という名称が主流となっている。
……ていうか、そもそも「ブラインドタッチ」って、コッテコテの
和製英語
だからねぇ^m^
英語圏じゃ最初っから「タッチタイピング」やっちうねん^m^
「ブラインドタッチ」ぢゃ、差別云々の前にまず意味が通じないやろ、って話(≧▽≦)💦
そう、向こうの人にとっては「ブラインドタッチ」という意味不明な言葉から連想するのは、ひょっとしたら、ホンマに「ブラインドに触れること」なのかもしれない☆( ̄∀ ̄)
(ワシはネイティヴぢゃないから確かなことは言えないけど、今度、英語圏の友人に尋ねてみたいトコやね)
だから、藤堂 (仮名) 部長、アナタが正しい(o^-')b♪
胸を張っていいぞ(≧▽≦)🎵
ちなみに、かくいう私も「ブラインドタッチ」の使い手である。
いやいや✋だから (苦笑)
それを言うなら「タッチタイピング」でしょ(≧▽≦)
そうツッコまれるのは百も承知の助なのだが、それでもあえて
「ブラインドタッチ」と表現したい理由がそこにある。
私はとあるいささか厄介かつ発生確率的にめっちゃレアな遺伝病を抱えてこの世に生を受けたのだが、その病が身体の全領域に及ぼす大小さまざまな不都合のひとつが ―― 目👀✨。
ざっくり言えば、私の眼圧は通常人の約3倍の数値を常に叩き出している。
世界眼圧選手権大会という種目がオリンピックに採用されるなら、私は日の丸を背負って堂々と世界と渡り合える、そんな自負を持てるほどに高い。
そのせいもあるのか、私の左目は中学校に上がってすぐくらいにホワイトアウトして以来、視力はほぼゼロに等しい (*2) 。
残る右目も視力の測定値は裸眼では0.01をはるかに下回り、現状、5年に一度、奇跡的に取得できた運転免許証の更新をクリアするためだけに、毎度その時点での科学技術の粋を尽くして眼鏡を作り、どうにかこうにか0.7という矯正視力を堅持する、そんな体たらくだ。
これも生来の持病に起因するものだが、平均すると週に一、二度は高熱を発する「燃える男」体質 (笑) なことも手伝い、ちょっとした酷使で眼球自体が耐えきれなくなり視界がまっくろくろすけ――ありていに言えば完全失明状態に陥ったことも過去に2回ほどある。
(そのうちの1回は、つい昨年のことだったりするけど^m^)
……いつもの悪いクセでまた前置きが長くなってしまった💦
そんなワケで、私はPCの使用に際して主治医から厳しい時間制限 (総時間及び連続時間) を設けられていて、仕事でのデータ入力以外のサマリー作成やnoteの執筆等に際しては、目の負担を少しでも軽減するため、
目をつむったまま入力している。
通常のタッチタイピングは、手元のキーボードを見ずにモニター画面を見て入力するのだが、私はそもそも画面すら見ない。
目をつむったまま頭の中に描いた言葉をキーボードでカチャカチャする
( ̄∀ ̄)。
もちろん、ある一定時間入力したら、入力結果の確認とそもそもの誤字・脱字・誤変換の確認をするためモニター画面を見ることにはなるのだが、この入力時視覚シャットアウトによって、多少ではあるが目の連続使用時間を短縮することに努めているというわけだ。
これが、「タッチタイピング」ではなく
「ブラインドタッチ」と自称する所以である( ̄∀ ̄)
「いやいやいや🐾
ご主人、重いて(ФωФ)」
「ん?(゜o゜) ぉお💦 誰かと思えばトラジローではないか」
「"トラジローではないか"、ぢゃなくてさ(=^・^=)💦
いきなり、自分の身体のことをそんな風にカミングアウトされても、読み手がリアクションに困るやろに(ФωФ)💦💦」
「そうか?
別に大したことちゃうやろ( ̄o ̄)
そもそも、人はみな多かれ少なかれ、身体のどっかこっか悪いトコを持って生まれてくるもんや。生まれてこの方悪いトコが一つもない人間なんて、そうそうおらんよ^m^」
「……そらまあ、そうかもしれへんけど……(ФωФ)💦」
「まぁ、確かにちょくちょく誤解……ていうか、ヘンに気ぃ回してくれはる人もおるけどな^m^
でも、ワシに言わせりゃ、こんなん『ハンデ』でもなんでもない、そういう『個性』や(o^-')b♪」
「個性?(ФωФ)?」
「そう。『左目が見えなくて右目の視界が狭窄した超強度近視&乱視』という個性(⌒⌒)。それだけのこと」
「それだけて……(ФωФ)💦💦」
「まだ納得でけへん?……せやなぁ、例えば、だ。
キミらにゃんズ(ФωФ)から見たら、夜目が利かない人間って不便やなあ、て思うやろ。
あるいは今年の年はじめに逝ったインコのプリウスあたりから見たら、自前で空を飛べないワシら人間やキミらネコは、なんてかわいそうに――
なーんて思ってたかもしれない^m^。
そこでだ、トラジローくん👆キミはそんな自分たちのことを空が飛べなくてかわいそうだ、なんて思うかい?( ̄∀ ̄)?」
「いや、別に空なんか飛べんでも、今のままでかまへんけど(=^・^=)」
「でしょ?^m^――まぁ、そういうことだよ(*´꒳`*)
別に片目だから不幸だとか、ほぼ目く(―⚠️💢ピー💢⚠️―) だからかわいそうとかいうことはない、フツーのことや」
「ま、まぁ、ご主人がそない言うんやったら、それでええけど(ФωФ)💦」
「ないものねだりしたって、できないものはできない( ̄∀ ̄)
ただ、工夫次第でできるようになることだってあるわけでね(o^-')b♪
どう工夫すればできるようになるかを考えるのも楽しいやん🎵(*´꒳`*)
考えようによっちゃ両方見える人よりも楽しい人生やろ✨――まであるわ」
「それが、ご主人のブラインドタッチってこと?(ФωФ)?」
「そこはあんまし関係ない気もするけど……ただまぁ、その一環ではあるのかもね(゜o゜)。
さすがに完全失明状態だと、noteの執筆はムリやけど(笑)
でも、今みたいに、ほんの少しでも視界と視力があるうちは、多少時間がかかってでもこうして書くことができるんやから(o^-')b♪」
「ご主人は、ヘンに前向きやのぅ(=^・^=)🎵」
「ヘンに、は余計や( ̄∀ ̄)💢
あと、ワシはそもそも論で、『書くこと』そのものが好きやねん(*´꒳`*)✨」
「?(ФωФ)?」
1ヶ月ほど前、とあるnoterさん――黒夢(クロム)@俳号さん――の記事を読んで、いたく共鳴&感銘を受けた。その記事がコチラ👇
幼少時から「書くこと」を愛し、長じるにつれその「書くこと」愛に磨きをかけ、今なお研鑽を積み続けているその姿勢、
ワタクシ、率直に素晴らしいと感じた(*´▽`*)✨
比較するのも烏滸がましいのだが、現状の自分とはエラくかけ離れた高みにいてはるなぁ……と感心しきりだ(;^_^A💦
出発点に関して言えば似てるトコもある――そう感じて勝手に親近感を覚えると同時に、どうしてその出発点から現状に至るまでにこんなに開きがあるのだろう (笑)……とその後の我が身の振り方を反省するばかりでもある^m^
私も、小学生の頃から、いやひょっとしたら就学前の保育園児だった頃から、何かにつけて紙に書き殴る癖があった。
就学前となると単純に計算してももう半世紀以上前のことなので、記憶としてはかなり曖昧なのだが、その中でもハッキリと覚えてることもある。
例えば、
ひとりでバス通園した時のトラブルと、その時のバスの運ちゃんに対する恨み言を、帰宅してからチラシの裏にガシガシと書き殴ってたこと、
この時書いたチラシの裏がちょっと質のいいチラシだったので、鉛筆の「乗り」が悪く、余計にイライラしたこと、
――そこらへん、なぜか今でもクッキリはっきり覚えている。
ちなみに、就学前の頃は、当たり前のことだがノートなぞは買い与えられてないから、書き殴るための「ノート」は日々の新聞についてくるチラシで、両親が読み終わり、もういらないと下賜されたもの限定だった。
このチラシの中でも、ちょっと質のいいチラシはツルツルにコーティングされてて鉛筆の「乗り」が悪いので嫌だったこと、むしろ質の悪い紙のチラシの裏は鉛筆の「乗り」がよく、スムーズに書けて心地よかったこと、
そして、当時はあまりなかったのだが、たまに現れる両面印刷のチラシに遭遇するとめっちゃガッカリだったこと……
そんなこともけっこう鮮明に覚えていたりする。
黒夢さんの
「甘い蜜を求めて、私は今日もまた、キーボードの上を指で滑らせる」
という表現にも、個人的に共感させられるものがあった。
恐らく、黒夢さんはひとつの表現としてこの形をとったまでだと思うのだが、私にとっては
「キーボードの上を指で滑らせること自体」に快感を覚える――
その割合が相当に高いのだ。
初めてワープロ (PCぢゃないのよw) を買ったのは、なぜかうっかり大学に合格してしまった年の春のこと。
自分へのご褒美みたいな気持ちで、当時の自分の収入 (給料) を考えるといささか以上に高い買い物だったが、そこはもう清水舞台からの真っ逆さまに堕ちてデザイア (なんだそりゃ)。
当時のワープロといえば、ディスプレイはヘッダをカウントしてもたったの4行、自分が書いている文章が表示されるスペースはわずか3行だ。
今にして思えば、全体像が全くといっていいほど把握できず、不便なことこの上なっしんぐなのだが、それでも当時は夢中になってキーボードを叩きまくっていた。
正直言うと、内容は二の次だった、とも言える。
ただただ、両手の十本の指を駆使して言葉を紡ぐ行為そのものが快感だったのだ。
それはあたかも、ピアノを弾く感覚に近いかもしれない。
あるいは、そっちの方のキーボードでもいいけど^m^
ちなみに、我が家には、健康で文化的な最低限度の暮らし向きの一般家庭にしてはいささか分不相応なレベルのピアノが一台、応接間に鎮座していた。
ピアノが弾きたい☆という妹の、その年頃の女の子の願望としては定番のリクエストに両親が、特に父が乗り気で、一も二もなく購入に至ったのだ。
毎日毎日、一所懸命ピアノの練習に明け暮れる妹を見て、私も
「弾いてみたいなぁ……」
心の底ではそう思っていたし、多分、それは態度にも表れていたのだろう。
ほどなくして、私は父の意向により
そろばん教室へと派遣された(笑)。
(父よ、なぜ😭😭😭)
まぁ、指を動かすという意味では同じだからね(・_・)
――って、ちがぁーーうっ!( ̄O ̄)!
根本的に、何かが、決定的に
ちがぁーーうぅーーっ!!( ̄O ̄)!!
「……パパさん、なんでまたそろばん教室だったんやろね?(ФωФ)💧」
「知らん( ̄∀ ̄)💢
オヤジ自身、中学出てすぐ札幌の親戚の金物屋に丁稚奉公に行かされたクチやから、『そろばんは男の必須科目』とかいうイミフな固定観念でもあったのかもしれん( ̄~ ̄)」
「それで、その頃の果たせなかったピアノへの願望が、ご主人のキーボード叩きへとつながる、と(ФωФ)」
「んー……なんかそんな感じがするんだよなぁ( ̄~ ̄)
ぶっちゃけ、今、こうして書いてるnoteの記事もどきも、なーんも考えてないで、ただただ指を動かし思うがままの脊髄反射で書いてるようなもんやからなぁ(;^_^A💦」
「脊髄反射で書けても、脊髄反射でモノは考えられへんけどな(ФωФ)」
「……まぁね(・_・)💦
ワシは物書きとしてはどシロート中のどシロートやねんけど、それでもどシロートなりに思うに、人さまに読んでもらうための書き物っていうのは、
余計なものを削いでいく文章の引き算だったり
そうして削いだものを上手く配置したり構成したりする文章の割り算だったり、
そういうことが何より大事やと思うねん(・_・)」
「ふむふむ(ФωФ)」
「でも、ワシの記事もどきには、
余計なものをひたすら書き殴り続ける文章の足し算と
ある程度書き終わった後の推敲で、そこから削いでいくどころかさらに足していくという文章の掛け算しかないねん(;^_^A💦」
「アカンやん(ФωФ)💧」
「しかも、ひたすらキーボードを叩き続けること自体が楽しいから、引き算する気も起こらへんし、ましてや割り算する技術なんて最初っから持ち合わせてないという――」
「いや、ますますアカンやん(ФωФ)💦💦」
「だからこうしてダラダラと長ったらしい書き殴りしかでけへんし、これって凡そ人さまに読んでいただくにはあまりにも不適切な代物やろ(・_・)💦
そんなくだらない自己満足の残滓――言うたら
文章のマスターベーション
ともいうべき汚物を人さまに読ませるというのは、正直、気が引けるんやな……(*´Д`)💦💦」
「……ご主人、大見出しにしてまでのその表現が思いっきりR指定や(ФωФ)💧
この文章自体に気が引けてくれ(=Φ・Φ=)💦」
「ん?(゜o゜)……あぁ、大丈夫、もう時間帯的にお子さまは御ねむ💤の時間や(o^-')b♪」
「いや、書いてるこっちはそうかもしれへんけど、読んでる方もそんな時間かどうかは分からへんやろ(=^・^=)💦」
「……またそういう擦りまくった『北斗』ギャグでごまかす……(ФωФ)💦
正直、このネタも擦りすぎてもはや味もせぇへんのと違うか(=^・^=)💦」
「〽まぁだ、味わうさっ 噛み終えたガムの味っ🎵( ̄∀ ̄)(Ⓒ米津玄師)」
「だから、こぉいうのがホンマいらん足し算の典型やん(ФωФ)💢」
「ん~~!? なんの……」
「もぉええっちうに(ФωФ)💢」
「たぶん、このダラダラとした書き殴りは、一生治らん病気やな( ̄∀ ̄)💦
いずれにしても、ワシの記事もどきが人さまに読んでいただくには甚だ不適切――てことだけは確実や( ̄~ ̄)
だからこそ、こんなしょもない書き殴りをこんな深部まで読んでくださり、あまつさえコメント欄に書き込んでくださったりしてくれはるnote友さん、noterさんたちにはホンマに足を向けて寝られんくらいの感謝やね🙏
この場をお借りして――
本当にありがとうございますm(__)m」
「感謝の心は大切やな(=^・^=)🎵」
「そうそう☆(⌒⌒)
ワシのモットーは "『ありがとう』と『ごめんなさい』を心から言えること"――やからして」
「ほな、ワイにもその心をそろそろ示してんか(ФωФ)」
「ん?(゜o゜)?」
「いや、そろそろワクワクのちゅ~るタイムやろがい、て話や(ФωФ)」
「おぉ☆ 忘れてたw ……あ(・_・)」
「?(ФωФ)?」
「いやあ、今日一日、外は土砂降りの雨だったやん?^m^
だからドラッグストア行けなくてさぁ……
えー、現在ちゅ~るは絶賛☆在庫を切らしておりますっ\(^o^)/💦💦」
「いや、コワいてトラジロー💦💦 ごめん、ごめんてば🙏」
「ご主人のモットー『ごめんなさい』では腹はふくれへんから、とりあえず誠意を見せてんか(ФωФ)💢」
「誠意って何かね?^m^」
「『北の国から』で誤魔化せるとでも?(ФωФ)💢」
「……(・_・)💦
せや、最近、ワシ、食事はカレーメシにハマってて、けっこうストックもあるんで、トラジローもどう?(⌒~⌒)?」
「アホか!!(ФωФ)!!
ネコにカレーは御法度中の御法度 (*3) やないかいっ!
ワイを殺す気かッ!!」
「……ハヤシメシもあるぞ( ̄o ̄)」
「爪立てる!(ФωФ)💢
もう絶対、爪立てるっっ!!」
今宵の〆の一曲は、
Drinkのお二人で『BLIND GAME』
(4分19秒)
今回はベタに「ブラインド」つながりってことで( ̄∀ ̄)
あと、この曲が麻宮騎亜原作のOVA『COMPILER』という、PC……というか、電脳関係に近い題材のアニメのイメージソングということもありーので^m^
歌ってるのはDrinkという即席デュオ。作中の主要登場人物である
天堂寺恵をアテてる林原めぐみと
アセンブラをアテてる水谷優子がデュオを組んでる体で歌っている。
ユニット名といい、曲調といい、明らかにWinkに寄せてることは想像に難くないが、水谷優子さんの歌声は『ちびまる子ちゃん』のまる子のお姉さん(さくらさきこ) をイメージしてしまう人も多いかもしれない(≧▽≦)
そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が、「書ける」自由があることの幸せをかみしめられるような一日でありますよう🖊️✨