遺書 ――画像しりとりはじめました(#165)
(#164) 魔法使い→「い」→遺書
先日亡くなった父の遺言状を開封したら
「世界樹の葉がベストじゃが、やむを得ずザオラルの場合は、体調を整え朝イチで頼むぞぃ」
と書かれていた……(・_・)
いや、おやっさん、生き返る気満々やん……( ̄∀ ̄)
ていうか、まさか2日連続で『ドラゴンクエスト』ネタになってしまうとは(*´Д`)。
メガテニスト(*1)としては屈辱の極み!……なーんてことはない。
別に、面白いゲームは面白いで良いのだから。大体、『女神転生』ネタって、マニアックすぎて、今イチ使いづらいのだ(^^ゞ
そうは言っても、ゲーム用語の中では比較的有名な『ドラゴンクエスト』とはいえ、細かい用語まで広く人口に膾炙してるかと言えば、そこまででもないやろ、ということで、一応の補足を少しばかり。
世界樹の葉とは、『ドラゴンクエスト』シリーズに登場するアイテムで、死亡している仲間を1人生き返らせることができるという、ありがたい効果がある。
ただ、初出の『ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々』では、戦闘中には使用できず、また蘇生してもHPが1という生きてんだか死んでんだがよーワカラン「半死人」で復活する、使い勝手に若干ビミョーさが感じられるアイテムではあった。
とはいえ、ゲーム序盤の蘇生手段は、復活呪文を覚えるまでは実質これしかないので、貴重品と言えば貴重品である。
ちなみに、以降のナンバリングでは戦闘ちうにも使える仕様に変更されたが、このアイテムを使った時のメッセージが、
「○○は せかいじゅのはをすりつぶし ○○にあたえた」
であることを考えたら、戦闘中は使用不可でもよかったんぢゃないかとも思ってしまう( ̄∀ ̄)♪
(戦闘ちうに悠長に葉っぱすりつぶして飲ませるヒマなんて、多分ないからねーw)
ザオラルとは、『ドラゴンクエスト』シリーズに登場する蘇生呪文である。上位呪文のザオリクと違い、呪文を唱えても何も起こらない、ただの失敗(>_<)、という可能性もある。成功率は、作品によっても違うが、概ね50%となかなかビミョーなものであり、仮に成功しても、HPが最大HPの半分である等、使い勝手は今イチなので、ザオリクを覚えるまでのつなぎという印象も強い。
というわけで、今回のネタ画像のキャプション
「世界樹の葉がベストじゃが、やむを得ずザオラルの場合は、体調を整え朝イチで頼むぞぃ」
の大意は、お願い、早う生き返らせてな\(^o^)/
ということである。
まあ、息子の方は、その頭のハゲ散らかし方なんか見てたら、なんとなく僧侶の呪文とかフツーに使えそうな風貌ではあるけど、どうなんでしょ^m^
(すんげぇ失礼な偏見^m^)
――って、ボケの説明をし始めるようになったら、正直、そのボケってもはや死んでるボケだよねー( ̄O ̄)💦……困ったもんだ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
遺書という言葉を見たり聞いたりした時、第一印象ではどちらを想像するだろうか。
自ら死を選んだ者が、なぜその死を選んだのかを語る最後の心の叫び?
あるいは、
自分の死後に残された家族のために、残された財産等の処遇について書き残した書面?
英語では、
前者は"suicide note"だとか"suicide letter"といい、
後者は"will testament"だとか"farewell note"と区別されるが、
日本語では、どちらも「遺書」である。
特に後者の遺書については、書面の内容、いわゆる「遺言」に、より強いフォーカスが当てられ、その内容によっては、残された遺族に骨肉の争いが生じちゃったりなんかもする。
そしてこの「遺言」という言葉、これもまた、その作成プロセスによって自筆証書遺言と公正証書遺言の二種類に大別される。
ちなみに、ちょっと話が脇道にそれてしまうが、「遺言」てどう読みますか?という話。
「ゆいごん」とごく読むのが一般的だが、これ法律用語としては「いごん」て読むのが通例だったりする。
もちろん、法律と全然関係ないタイプの遺言――
"今まで良くしてくれてみんな、おおきにやで。
長男、おまへは世紀末覇者とかイキって言うてるけど、その野望はもちっと控えめにせんと、身ぃ滅ぼすで。
それから次男。おまへはええ奴やけど、たまにナチュラルに七五調でしゃべっとるから気ぃつけや。
そして三男。おまへはカスやからどうでもええわ。
最後に四男。おまへを後継者にしたけど、おまへ、地味にいろんなトコでスキありすぎやから気をつけるんやで――"
――なんて遺言を「遺言」て読んでも全っ然間違いではない。単に周囲から怪訝な顔をされるだけである。
だけど不思議。
「遺書」は「いしょ」がスタンダードで「ゆいしょ」「ゆいじょ」と読まれるのがレア中のレアである。
だったら、「遺言」も「いごん」がスタンダードで「ゆいごん」がレアであってもいいような気がするのだけどねぇ( ̄∀ ̄)
とまあ、相変わらず重箱のコーナーをつんんつんするよな疑問はさておき、遺言の種類の話に戻ると、自筆証書遺言とは、その字のとおり、遺言を遺す者が自分の手で書き残す遺言のことである。次に挙げるポイントが不備なく整っていれば法的な効力を持つ立派な✨遺言書✨となる。
本人の自筆であること。そら、「自筆証書遺言」だからね( ̄∀ ̄)。当然やわ。なお、この「自筆」というのはあくまでも本人の手書きである必要があり、自分で入力したんや!と言い張っても、ワープロやパソコン等で作成したものは無効🙅♂️ 「でも、ワシ、字がヘタだから……」という向きでも手書きオンリー。最低限読めれば、字の上手い下手は関係なっしんぐなので、字がヘタクソな人はとにかく頑張れ(o^-')b♪。
内容を明記すること。遺産の分配等については、誰に何をどれだけ残す、という具体的な内容をしっかりと明記しなければならない。「そこはふたりで話し合っていい塩梅で……」などと書き残されても正直困るし。なお、上記「1」で、「本人の自筆で」と言うてるが、2018年の法改正で、相続財産の目録を添付する場合は、自筆でなくてもOKとなった (それでも目録の全頁に記名押印が必要だけど(≧▽≦))。
遺言書を書いた日付を明記すること。←これが意外と忘れがちな盲点。なお、「令和○○年○○月 吉日」などといらん教養やら風流やらを持ち出すのもアウト👍。シンプルに「記載年月日」を書くことが肝要。
署名・押印。最後に (最初にでもいいけど) 、署名&押印。令和の世になってもまだ押印が必要なんかい……という気もしないでもないが、現行法が改正されない限り、押印は必要なのだ。なお、押印については必ずしも実印である必要はなく、認印でもいいし、なんだったら拇印の捺印でも一応OKw
もう一つのタイプの遺言、公正証書遺言は、ざっくり言えば自筆証書遺言を公証役場の公証人にやってもらう、という遺言である。
公証人というプロにやってもらうので、基本的にミスがない。
公証役場に保管されるので紛失の恐れもない。と、安全な遺言執行のためには最適解といえる。
――お金はかかるけどね( ̄∀ ̄)
ちなみに私は、本来、残すような財産なんてまるでないので、遺言についても特段気にしていなかった。
が、母が亡くなった時、膨大な行政手続きやら銀行口座関係等の整理やらをしていて気づいたのだが、私が詰め腹切らされて役所から退職を余儀なくされた時に退職金がそこそこ出ていたなーと。
私は別に要らないので全額両親に「生活の足しにして」と渡したのだが、逆に要らないと返され、なんやかんやで半々にしようということで解決、私の分は普段、全然使ってないほったらかしの銀行口座にほったらかしになったままになってるのだ。
ということで、母の死から少し落ち着いた頃に、私も自筆証書遺言を書いてみた。相続させる兄妹が1人しかいないので、基本的に骨肉の争いには発展しえない。だから、あえて公正証書遺言にはせず自筆証書遺言にしている。
初めて書いてから、数年後にほぼ同じ内容で書き直した。
何か大きな出来事があった時に書き直している。一応の内容確認と、まあ、なるべくなら遺言書の記載年月日は新しい方がいいかな、というざっくりした感覚だ。
今回の記事を書くにあたり、「最新」の自筆証書遺言を見てみた。
日付は「2016年12月31日」。
2016年?
何があった年だろう?(・_・)?
ちょっと考えて思い出した。
北海道日本ハムファイターズが日本一になった年だ(笑)。
……そうか、あれからもう6年も経つのか^m^
今年の大晦日に、6年ぶりに自筆証書遺言を更新しようかと思う。
noteを始めたのは、自分の中ではワリと大きな出来事だろうから。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今日の〆の一曲は、R指定で『遺書』
ラッパーぢゃない方のR指定(笑)。
おっと、今宵ももうこんな時間だ。明日は1日だけ暖かくなり、季節外れの雨になるそうな。でも、明後日から冬将軍ハイパーが来襲予定(*´Д`)
そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が
一応、何かの保険でフトコロに一枚だけ世界樹の葉を忍ばせて、その分思いっきり全力で仕事に学校にその他日常生活に打ち込める一日でありますよう✨✨
■ おまけ
今回の画像しりとり列車 (165両目) の前の車両です。タイトル「魔法使い」と右下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。
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