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下呂温泉 ――画像しりとりはじめました(#129)
(#128) ヤマトナデシコ七変化→「げ」→下呂温泉
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親戚のツキノワグマくんに勧められて湯治に来たはいいが、
体が寒冷地仕様になっていることをついつい忘れ
飲み過ぎてもた( ̄~ ̄)
※あなたの健康を損なうおそれがありますので、飲み過ぎには注意しましょう。
……てか、下呂温泉ってそういう意味ちゃうやろ(・_・)
日本三名泉のひとつに数えられる岐阜県の下呂温泉。
とりあえず、場所はコチラ👇
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で、下呂温泉のある下呂とは、もちろんついつい飲みすぎちゃって、うぷ、オロロロロロ……という、あのツラいリバースのことではない。
無論、漫画『キングダム』で、主人公・李信の下で戦う少々目つきの悪い武将のことでもない。
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平安時代の勅撰史書『続日本紀』によると、光仁天皇の御代宝亀2年(776年)、現在の下呂温泉の付近には、美濃国の菅田駅と飛騨国大野郡の伴有駅(上留駅)があったのだが、この2駅間は距離がめっちゃある上に道も険路だったため、中間に駅を新設することとなったそうだ。
これが「下留」駅である。
で、この「下留」駅は時代が進むにつれて「下留」と音読みされるようになり、それが変化して「下呂」という音と表記になったということ。
良かったね、我呂♪←いや、この際、我呂はまったく関係ない(・_・)
ちなみに、この下呂温泉を、有馬温泉、草津温泉と並ぶ「日本三名泉」として全国に紹介したのは、室町時代の禅僧にして歌人、万里集九。
後に、徳川家康のブレーンとして名高い儒学者の林羅山も、その著書の中で、有馬、草津、下呂を「天下の三名泉」と記している。万里集九をパクったかどうかは定かではない。
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万里集九は肖像がないが、ワシは有名だからな♪
なお、この下呂温泉、歴史的に見ると、けっこう苦労を重ねているようだ。
温泉の湧出が始まったのは、延喜年間から天暦年間というから、今から1000年以上も前になるが、現在の下呂温泉の東方にある湯ヶ峰の山頂付近に温泉が湧出したのがその始まりとされている。
山頂からの湧出は文永2年 (1265年) に止まってしまったが、時を置かずして現在の温泉地である飛騨川の河原に湧出が発見される。
標高1000m級の山の上から平地に温泉が移ってくれたのだから、むしろこいつはラッキーというものである♪(*´∇`*)♪
湯ヶ峰に安置してあった湯治場の薬師如来像を移動し、温泉寺とした。
ここが、万里集九が「日本三名泉」の一と称え、林羅山が「天下の三名泉」の一とパク……自らの書に記した温泉地となる。
しかし、この温泉地が拠って立つ飛騨川は、木曽川水系の支流であるからして、まあ頻繁に氾濫を起こし、その度に温泉地にも甚大な被害を及ぼし続けることとなった。
温泉地もまた同様で、壊滅的な打撃を受けてはその都度復興して、を繰り返し頑張ってはいたのだが、安政の大洪水 (*1) でついにその湯脈が破壊され、湧出口も失うこととなった。
*1:安政の大洪水:1958年7月、総雨量700mmに達する豪雨により、下呂大橋下流左岸が破堤し、益田橋、朝霧橋、円通橋が相次いで流失、死者1人、家屋流失28件という被害が出た。
ちなみに、この年は、2月にマグニチュード7級の大地震 (飛越地震) が発生しており、立山カルデラが大崩壊して富山・常願寺川の上流を堰き止める形になったが、同年4月の余震によって決壊、下流の富山平野に洪水とともに大量の土砂が押し寄せ、死者150人、家屋流失及び損壊1500棟以上という大災害を起こしている。
下呂温泉の湧出口喪失は、飛騨川の氾濫のみならず、こうした大地震が誘因となっている可能性もそこそこあるかもしれない。
安政年間(1850年代)は、日本各地で大地震が連発し、風水害も多発し、政治の世界では安政の大獄で日本を背負って立つはずの頭脳が次々とその命を絶たれる等、日本にとってはとにかくどエラい期間であった(*´Д`)。
明治年間に温泉がちょぼちょぼは出るようになったものの、温泉地としてはすっかり廃れてしまった下呂だったが、大正時代に入り、地元民による復活をかけたボーリング採掘がスタートする。
そして昭和初期、後にマドラスの創業者となる名古屋の実業家、岩田武七 (二代目) が採掘事業に乗り出し、1931年には下呂に飛騨川温泉株式会社を設立、延べ人数6万人という大規模工事により「湯之島館」の開業にこぎつけたのだ。
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こうして、紆余曲折を経て現在に至る、かつての「日本三名泉」の一角、下呂温泉。
楽天トラベル調べによる2022年上半期の人気温泉地ランキングでは、下呂温泉は第13位という、いささかビミョーな立ち位置に甘んじている(^^ゞ💦
ま、まあ、同じ「日本三名泉」の有馬温泉は第14位だからね^m^。
それだけ、日本には素晴らしい温泉がふんだんにあるってことよ\(^o^)/♪
え?「日本三名泉」残りの一つ、草津温泉の順位はどうなんだって?
……3位ですけど、それが何か?(・_・)?
よそはよそ。うちはうち。
そんな下呂温泉の現在のセールスポイントを少し探ってみた。
まずは、河川敷を使った源泉かけ流しの噴泉地。ワイルドだろぉ♪
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……昔は無料の露天風呂としても活用されてたみたいだけどね。
とはいえ、コチラ、入浴マナーを守らない客のトラブルが多発して苦情が市に殺到、2021年の暮れ12月からは「足湯」専用になってたりするようだ。
ちと哀しい(・_・)
まあ、上図👆のように天気のいい日なら、足湯に浸かりながらのんびり……(*´∇`*)♪ なんてのは、それだけでも気持ちいいと思うけどねっ(o^-')b♪
下呂温泉は「美人の湯」としても名高い✨。
アルカリ性単純温泉という泉質が肌の古い角質をとってくれる働きがあるとされるので、湯上がり後にはお肌つるつるスベスベが期待できるというワケだ(o^-')b♪
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そうしてお肌つるつるスベスベになった女子に次なるオススメは期間限定でメニューが変わるというスイーツ(*´∇`*)♪
これは「素肌美人プロジェクト」というイベントの一環でもあるようだ。
温泉で身体の外側からツルツルすべすべ、
スイーツで身体の内側からキレイにスッキリ
――といったところだろうか。
幸月本家の"和"MORI盛パフェ
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ゆあみ屋のジミソースの温玉ソフト
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自家焙煎珈琲工房ペリゴールのとちの実クラッシュアイス
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これらはプロジェクトスイーツの中のほんの一部ではあるが、どれもこれも、めっちゃ美味しそうだ(*´∇`*)♪
まあ、余計なお世話かもだが、見た目はこれまで見てきたスイーツ同様、ごっつ美味しそうだけど、ネーミング的に大丈夫かな……と気になるものもある。
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下呂プリン。
……ま、仕方ないよね。下呂温泉なんだから。
地名をあえて外してしまうとただの「プリン」になっちゃうもの。
画面中央にカエルくんが鎮座してるのは、「ゲロ」はボクの鳴き声だよ♪という切実なイメージ誘導なのだろうか。
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完全に悪意あるだろ、オロロロロロロ
とりあえず、こんなの👆👆👆が頭に浮かばないことを祈るのみだ
( ̄∀ ̄)。
決して浮かんではいけないイメージ映像としてシロクマくんが出てきたので、ついでにシロクマくんに問いたい。
ツキノワグマくんに勧められてここ、下呂温泉に来たみたいだけど、言っちゃなんだが、北海道ヒグマくんに言うてくれたら、件の楽天トラベルランキング9位の函館温泉を紹介できたよ(⌒~⌒)♪
寒冷地仕様のバディを持つシロクマくんには、寒冷地の北海道の温泉の方が良かったと思うんだ(*´∇`*)♪。
え? 自分もそう思って、まず最初にヒグマくんに連絡したけど、連絡がつかなかった?(・_・)?
それは一体――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
さて、ちょっぴり思わせぶりな引きからの今日の一曲。
キーワードは「リバース」
(万一、お食事中の方がいらしたらごめんなさいm(__)m)。
今週の10曲目、ケツメイシで『上がる』
えーと……決して、リバースすることを歌った曲ではありません^m^←そらそやろ
おっと、今宵ももうこんな時間だ。
とりあえず、ヒグマくんの謎を解くために動くことにする(使命感)。
そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が、
飲むなら適度に節度を持って、楽しく飲むのが一番なのです(*´∇`*)♪🍶
■ おまけ
今回の画像しりとり列車 (129両目) の前の車両です。タイトル「ヤマトナデシコ七変化」と右下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。
そして、記事本文最後の「それは一体――」の後が気になる( ̄o ̄)という方におかれましては、時間が許すようでしたら、こちらをご覧いただけたら幸甚に存じますm(__)m
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