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競歩               ――画像しりとりはじめました(#82)

(#81) 戦々恐々→「きょう」→競歩

「やっぱねー……競歩って、ごっつハードなワリに見た目が地味だからねー」

「そうそう、だからコスチュームだけでもハデにしてね。 アピールしなきゃ☆」

「でも、こうして俺らが並ぶと、テツ&トモやん(笑)…とか言われそじゃね?」

「……(・_・)」



競歩って、めっちゃタイヘンな競技である。
パッと見、

「いや、早歩きしてるだけぢゃん」

そう見えるかもしれない。でも、実際にやってみると分かるのだが、見た目以上に相当ハードなのだ。

競歩のキモは、2つの反則ペナルティにある。

① ロス・オブ・コンタクト

競歩では、2本の足のどちらかは常に地面についていなければならない。
もし、両脚が同時に宙に浮いた状態になると、この「ロス・オブ・コンタクト」という反則がとられる。

② ベント・ニー

競歩では、前脚が地面に接地した時からその足が地面と垂直になるまでの間は膝を伸ばしていなければならない。もし、曲がっていると、この「ベント・ニー」という反則がとられる。

まあ、①のロス・オブ・コンタクトについては、ぶっちゃけうっかりミスの延長線上て気もする (あくまでシロート目線の意見です) 。体力がありあまっている序盤や、あるいは後半でも順位争いのデッドヒートの中、ついついやってまう類のミスて感じがするのだ。

問題は②のベント・ニー。
前脚を伸ばして歩くという競歩独特のステップ自体は、最初こそ違和感があるものの、慣れていけばそこまで苦労するなくできるようになると思う。

しかし、レースが進み、次第に疲れが襲ってきて脚の筋肉中に乳酸が溜まりだすと、この前脚を伸ばしたまま身体を前に運ぶという動作がいかにシンドいことか( ゚Д゚)!
ヒザ神ことフルーツポンチの村上って、実はすんげぇヤツなんじゃね?と一瞬思えるくらい、この動きはキツいのだ。

ヘンな話、普通のトラック競技は、5000mであれ10000mであれマラソンであれ、疲れてきたら「歩いて流す」ということが可能だが、競歩の場合はそれができない。
あの競歩独特の「歩き方」は、基本的に緩めることができないからだ。つまり競歩ランナーは最初から最後までそのシンドい動きをキープし続けたままゴールを目指さなければならない。
勝手な感想だが、競歩は感覚的にはスポーツというより修行に近い。

個人的には、20km競歩とフルマラソン、どっちか絶対やらなきゃならないと究極の選択を突きつけられたなら、迷うことなくフルマラソンを選ぶだろう。
フルマラソンどころか、人生で一番長い距離を走ったのは高校のマラソン大会の10kmというマラソン素人ではあるが、もし制限時間をなくしてくれるのならフルマラソンとてゴールできるイメージは湧く。
しかし、競歩で5km歩け言われたら、その時点でごめんなさい、かんべんしてください、明日から心を入れ替えて何でもします、と全面降伏だ。ましてや競歩で20kmとか、罰ゲームにしたって限度があるぞ、一体全体前世でどんな悪行重ねたのよ?――とか言いたくなるレベルなのだ。

それほどキツい競歩の世界。
なのに、今回のネタ画像のキャプションではないが、はたから見てると確かに地味なのだ(^^ゞ

人類最速を争いコンマ0以下の世界を戦う100m走や
2時間にも及ぶ長時間を力の限り走りぬくマラソン

こういった競技に比べると、どうしても地味に映ってしまう。

とてつもなくキツいことをやってるにも関わらず見た目が地味てw
これほど報われない競技があっていいものだろうか、と憤りすら覚える。

……でも、いかんせん、やっぱ地味やねん、競歩(T_T)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

悲しいから、話題を変えることにする( ̄∀ ̄)。
ネタ画像のキャプションに登場する「テツ&トモ」。さすがに知らないという人は少ないとは思うが一応、念のために、こちらが「テツ&トモ」。

向かって左の赤いのがテツ、右の青いのがトモ

「なんでだろう?」と世間に問い続けてかれこれ20年、という二人組の芸人さんだ。

個人的には、ネタを始める前のイントロのギターのフレーズが一番好きだったりするのだがw。


さて、そうこうしているうちに、今日の一曲。本日のキーワードはやはり「歩」だろうか。

今週の2曲目、Psycho le Cémuサイコ・ル・シェイムで『想い出歩記』。

うん、やっぱこのバンドはPV見てナンボだ(笑)。
4thシングルのこの曲も、『西遊記』をコンセプトに、しっかりとコスプレに金と時間を大量に使い込んでいる模様( ̄∀ ̄)

……にしても、決して意図したわけではないが、競歩のシンドさと、その苦労に見合わない見た目の地味さと悲しさに触れた、その後にこの曲を聴くと、バラードの優しさよりも哀しさの方が前面にぐいぐい出てきてまうような気もする……(^^ゞ

いや、競歩だって、実際、ある一定以上の競技人口もあるんだし、シンドいだけじゃない、競歩ならではの良さ、素晴らしさというものがきっとあるのだろうと思う。――それが何なのかはよく分からんけどw

それに、ほら、競歩には男子50km競歩というオリンピック競技の中でも最長の距離を誇る競技があるのだから(o^-')b♪

――え? 男子50km競歩って、東京2021が最後なの?(・_・)

おっと、今宵ももうこんな時間だ。ごまかしているのではないぞ。話題をズラしているだけだ。

そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が
一歩一歩を大切に、でも決して無理なく歩めるような一日になりますよう🚶‍♂️


■ おまけ

 今回の画像しりとり列車 (82両目) の前の車両です。タイトル「戦々恐々」と右下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。




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松平雅楽守
こんなダラダラと長ったらしい記事に最後まで目を通していただき、その忍耐強さと博愛の御心にひたすら感謝☆です ありがとうございます ご覧いただけただけで幸甚この上なっしんぐなので サポートは、私なんかではなくぜひぜひ他の優れたnoteクリエイターさんへプリーズ\(^o^)/♪

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