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洗濯かごの同居人

めんどくさい。あーーめんどくさい。

めんどくさいものにはめんどくさいのレベルがある。

家事の例を挙げてみたいと思う。

皿洗い→1md(mdはめんどくさいの単位で、「メンドゥ」と読みましょう。)
皿洗いはストレス発散にもなりますし、時間もあまり取らないのでとても軽めのめんどくさいとなります。

掃除→15md
掃除は比較的行う頻度が少なくて良いのでこんなもんですわ。

洗濯(取り込むまで)→100md
完了するまでの時間が長すぎます。文明の進化によってこれでも負担は軽くなったようですが、私には苦痛です。なにより天候に左右されるのはやる気を削ぎ落としますね。やりたくありませんね、はい、良いことといえば匂いがいいくらいでしょうかね。でもそれでめんどくさいを全くカバーできていませんね。何なんですかあなたは。

洗濯を怠ってしまっていた私の部屋には、以前まで洗濯かごに1メートル程の洗濯待ち衣服の集合体から生まれた"バケモノ"が住んでいた。

しかし、とうとうそのバケモノを倒すことを決意した私は、日差しも強くなったここ最近よく洗濯をしている。

今日は1日休みだったので洗濯かごの底の底にあった冬用の服やパジャマを一気に洗濯した。

もはや夏だというのに長袖やモコモコの服ばかりを干しているベランダを見たら周囲の人たちはどう思っただろう。頭のおかしなやつだと思われたかもしれない。昼間の暑さに加えて、さらに暑さを感じただろうなぁ。ごめんなさい。

でもバケモノを倒すためなんです。

もうバケモノはあっさり倒れ、小さくなってしまった。バケモノが居なくなってしまった部屋に少しだけ寂しさを感じなくもない。戦隊モノの敵キャラとヒーローの友情みたいなやつってこんな感じなんだな。

あぁさようなら、バケモノ。


さて、次はいちいち靴箱に入れるのがめんどくさくて玄関に溜まっている靴星人との戦いだ!

かかってこい!ヤ~!

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