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ちょっろと界隈で騒がれているカードゲームのスリーブ「シャッフルマスター」について。


1.シャッフルマスターとは

ブロッコリーから2024年9月27日に発売された新素材採用の進化系カードスリーブらしいですが、特徴としては下記を謳ってる模様です。

  • 表エンボス、裏マット仕上げでシャッフルしやすい

  • カードにフィットするので手に馴染みやすく、重ねてもかさばらない

  • 高い隠蔽性でカードが透けない

  • サケにくく丈夫なサイド加工

  • 高いクオリティで安心の日本製

製品情報

  • サイズ 66mm×92mm

  • 80枚入り

  • 980円+税

2.界隈で騒がれている理由

結論から言えば、マット面に傷が入りやすく、公式大会などでマーキングを疑われやすいことから一部でシャッフルマスターの禁止が発表された事により物議を醸している模様。

マット加工について

そもそも論ではあるのですが、「マット加工」はクリアやクリアベースにエンボス加工をしたものに比べて圧倒的に傷がつきやすいものが多いです。

下記画像はポケモン公式から発売されているスリーブ。
デザインが良いのですが、いつか大会に出るために一人回しなどをしているといつの間にかこんな感じになってました。

ポケモン公式から発売されているスリーブ

「まぁマット加工だし仕方ないよね、、、」
が素直な感想。そうです。先にも述べましたがそもそもマット加工は傷がつきやすいものが多いです。

3.シャッフルマスターだけ騒がれている理由

インフルエンサーによるプロモーション

シャッフルマスターが騒がれている要因として、youtubeなどでプロモーション動画を上げているインフルエンサーの影響が大きいのでは?というのが個人的な見解です。

前項の通り、そもそもマット加工は傷がつきやすいです。
ある程度カードゲームをやっていると、ファローシャッフルが必須級になり、ファローシャッフルをするためにスリーブについても調べたり、実際に自分の手に馴染むシャッフルしやすいスリーブを探したり試したり。
そうやっていく内にある程度の傾向に気づきます。その中にマット加工は傷が入りやすいというのも含まれていると思います。

正直なところ実物を触ってすらいない私ですが、製品発表段階で背面マットの次点で「マーキング問題どうするの?」という疑問はありました。
インフルエンサー達もマットは傷つきやすいことや実際に触ってみているのでその質感はより顕著にわかっていたと思います。
にもかかわらずプロモーションであるためにそのあたりには目を瞑って情報を発信していた。と想像できる状況が騒動を過熱させている要因の一つではいかと考察。

開発側の謎の差別化、謎のこだわりが原因?

製品の謳い文句に新素材採用の進化系カードスリーブとあり、
確かに、表面エンボス、背面マットは私の知る限り初めてです。調べたらあるのかもですが。
が、表裏の組み合わせに正直意味はないと思います。
さらに言えば裏がマットだったことにより今回のマーキング問題が発生していると言っても過言ではありません。
なぜ、従来同様表マット、背面エンボスにしなかったのか……

あとは、サイドがサケにくい加工をしているとも謳っていますが、1大会の使用で「サイド傷だらけ」「サイドがサケた」というSNSでの投稿もよく目にしました。
サイドがサケやすい問題の要因の一つとしては、更に謳っている
カードにフィットするので手に馴染みやすく、重ねてもかさばらないがふくまれると個人的に思ってます。

というのも、スリーブに入ったカードがかさばるほど、ファローシャッフルをする際に角同士がぶつかることが減ります。
下手なペイントで作った画像ですみませんが、スリーブの角側は厚さが規格上定まっているので重ねてかさばる現象は画像のようなカードを入れたことにより楕円形にスリーブが膨らむことで起こっています。
なので、かさばることを解消しようとした結果、ファローシャッフルの際に角と角がぶつかりやすくなっているのだと思います。


  • 表エンボス、裏マット仕上げでシャッフルしやすい

  • カードにフィットするので手に馴染みやすく、重ねてもかさばらない

  • 高い隠蔽性でカードが透けない

  • サケにくく丈夫なサイド加工

  • 高いクオリティで安心の日本製

ハイエンドスリーブという名目で大々的に宣伝をし、消して安くはないお値段で販売している商品にもかかわらず、製品アピールの内3つが問題点として考えられる状況になっているのがなんともといった感じですね。
隠蔽性は特に問題点に挙げられておらず、多分加工のやりかた、努力の方向性が良くなかっただけで加工技術や素材は良いんだと思います。

まとめ

結局のところ、実物に対して過度な売り出し方をしたのが良くなかったよね。というのがシャッフルマスターが騒がれている原因だと思います。
それ以上でも以下でもなさそうですね。

プロモーション案件で情報を発信していたインフルエンサー側も気付ける問題点を発信しなかった(ネガティブなことを言えない契約だった場合は発信できなかった)のは事実なのでこれに関してもNSN上などでなにかを言われてても仕方がないのかなと。

最近ポケカが買えるようになってきてポケカ大会出たいなーと思ってカードを集めデッキを組み、一人回しで楽しんでる私事ですが、過去には色々なカードゲームで遊んでいたので自信を持って言えることが一つ。
「プレイ用のスリーブでマット加工はやめときなさい。」ですかね。

ファローシャッフルのしやすさも結局のところエンボス加工かどうかの方が重要だと思ってます。

長い内容になりましたが最後まで見ていただきありがとうございました。

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