諦めなければなんとかなる
ゲームは元々好きな方だと思う。けれど、本当の意味でゲームの楽しさ、面白さは知らなかったのかもしれない。それを知ったきっかけが、エンダーリリーズだ。
絶望の世界で
呪いの運命にあらがう少女と騎士
昔々、彼方の「果ての国」にて。
突如降り始めた「死の雨」は、 生きとし生けるものを
狂暴な生きる屍「穢者(けもの)」へと変貌させた。
人智を超えた悲劇に成す術もなく、王国は滅びた。
呪いであるかのように、止まない雨。
滅び果てた世界の、ある教会の奥深くで
少女「リリィ」は目覚める。
エンダーリリーズのジャンルは、探索型2DアクションRPG。
私は普段、ほとんどRPGをやらない。好きなのは、主に乙女ゲームやリズムゲーム。
だけど今回、花江夏樹チャンネルでエンダーリリーズを知り、グラフィックや音楽などに惹かれ、プレイしてみることにした。
エンダーリリーズは、「死にゲー」と呼ばれているほど難しいゲーム。私は普段なかなかアクションゲームをやらず、苦手な部類の人種のためクリアできるのか不安だった。
でも結果、諦めずに挑戦し続ければなんとかなることがわかった。
エンダーリリーズの平均クリア時間(フルコンプ)は、20~30時間ほどらしい。そして、私のクリアにかかった時間は、その倍の約60時間だった。それくらい、死んでは挑戦を繰り返したということだ。あるボス戦では、20時間ほど時間がかかったことも。
だけど挑戦を続ければ続けるほど、成長して上手くなることができる。エンダーリリーズは、私に達成感の心地よさを教えてくれた。
乙女ゲームをするときは、先の展開が知りたくてプレイをしていた。感覚は、漫画や小説を読む感覚に近いと思う。リズムゲームはまだ達成感を感じたことはあったが、「これは難しいから放置しよ」とか、多々あった。
でも今回は、ゲームの操作性や音楽の良さなども手伝い、「絶対クリアしてやる!」という気持ちが強かった。そこからのクリアで得た達成感の気持ちよさは一際だった。「これがゲームの面白さなのか」とようやく本当の意味で、ゲームの楽しさを理解できた気がする。
諦めなければ、なんとかなる。これは、ゲームに限った話ではない。私は結構、中途半端にすることが多い質だ。諦めが早い方だった。
ものによっては諦めの早さも大事だが、諦めの悪さも大事なのだと、今回エンダーリリーズをプレイして感じた。他のRPGもプレイしたいと思うようになったほどだ。
どんな難易度のものでも、諦めずに挑戦し続ける。それは、どんなものに対しても大切なことだと感じた。