マウスピース・デビュー
契機
子どもの頃から虫歯がちだったので、歯医者での定期通院による予防の利得を叩きこまれてきました。
だからこそ、歯と同じく血圧とか体重に気を付ける予防の重要性が伝わらないのが不思議でならない……というのはまた別の話になるので止めます。
成人してから知覚過敏とは違う歯の痛みを不定期に感じていました。
虫歯でもないということで諦めていましたが、昨年出会った別の歯医者さんで、頬粘膜の白い線があることから『食いしばりのせい』だと教えていただきました。ナゾ解明!
食いしばる癖を治すのは大変難しい(あったらボクも知りたいとは主治医の先生)ので、お勧めされたのがマウスピース作成。
お値段も保険適応で7000円もしなかったので、やってみました。
結果
そんなに気にならない、というよりもつけた方が安眠出来ているようです。
『よう』、という推定なのは巷で流行っているポケモンスリープというアプリで、睡眠リズムを見ると、時間は同じくらいでも『ぐっすり』の時間が増えていることからです。確かにそういう日の方が夢見も寝覚めもいい気がします。
(『ぐっすり』というのは同ゲーム内で設定されている睡眠データの指標の一つです。詳しくは公式サイトや、実際にゲームを始めてネロリ博士の説明を受けていただければ)
勿論、そもそものきっかけだった歯の痛みもぐーんと感じる頻度が減りました。
ということで結論は『やってよかった、マウスピース☺』です。
使い続けるコツ
そもそも装着することと、洗浄が二大めんどくさい要因だと思います。実際、先生からもその辺を指導されました。
それを受けて私が現在行き着いたのが、『メモを見えるところに貼る』です。具体的には洗面台の鏡の近くとか。
ここに、一言『マウスピース!』と書いたメモがあるだけでも全然違います。
今は先述のゲームもあるので、『ポケスリに合わせて装着!』的なメモを貼っています。
余談
職業病というのか、法医学にお熱な身として、歯医者に通院することで『我が身に何かあったら個人識別に役立つじゃん』と考えています。
歯医者さんに行って作るマウスピースは一人一人形が違うので、正しい使い方をして大きな破損・変形をしていない限り、その持ち主の歯にしかマッチしないんですよね。それこそまるでシンデレラの靴のように。
法医学でも個人識別と言えばDNAと指紋がファーストチョイスな時代(私見)ですが、現在でも、大規模災害などでやはりすごく役に立っています。
参照:死因究明等推進計画検討会より『歯科所見による身元確認』
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/1st-kentoukai-6-8.pdf
かかりつけ医を持つ事の重要性が近年説かれていますが、歯医者さんのかかりつけを持つ事も、もちろん8020運動など健康寿命などなどに関わりますが、そうした『万一』に大変重要なので、いち医療従事者として、やっぱり相談できる歯医者が一つあるだけで違うな、と思います。
後はオーラルフレイルとか全身疾患との関連性への介入とか、色々虐待を見抜く一つの目安だったりとメリットしかない歯科通院ですが、余談が本文より長くなりそうなのでここで筆をおきます(キーボードだけどな!)。
余談その2
歯医者の次回の予約を忘れないようにする工夫として、私は手帳(アナログ)とスマホのカレンダーアプリの二本立てで記録しています。
後者は当日だけでなく、数日~数週間前に通知できるので本当に便利です。
そしてアプリでは通知時、他の要件と区別する目的でタイトルを毎回『歯医者フッ活戦』にしています。敗者復活戦ならぬ。はっはっはっ。