Chromebook✕スマホ(Android)の文章執筆術①【作業環境について】
表題のデバイスの掛け合わせで文章執筆をしている。
この組み合わせの何が良いのかを書いていこうと思う。
スマホはインプット、Chromebookはアウトプット
スマホの事はもう誰もが知っていて、かなり身近にあるため長い前置きは無しにします。
スマホは超小型のコンピュータです。その小ささゆえ何処にでも持ち運べて、各種センサーで自分の興味に引っかかったモノ・コトを即座に記録する事ができます。今のところスマホは最優のインプットデバイスなのです。
タッチパネルでフリック入力をすればかなり早く文字入力が出来ますし、カメラを使えば画像という密度の高い情報を瞬時に残せます。マイクもついているので音声入力や録音という記録もできます。
どんな場所にあってもスマホさえ持っていれば、多様な入力方式で自分の感性の琴線に触れた情報を記録できます。そういった記録さえあれば、後々見返すことでインスピレーションを得られ、文章執筆に大いに役立つのです。
なぜスマホの相棒がChromebookなのか?
そもそもChromebookとは?
既にChromebookについて知っている方は次の節まで読み飛ばしても構いません。
ChromebookとはGoogle社製のChromeOSを搭載したPCライクな端末のことを指します。元々はChromeブラウザのみを使う事に特化した設計で(現在はAndroidアプリも動かせる)かなり動作が軽く、スペックにさほど頼らないためマシンパワーは総じて低めなので値段も安い事が特徴です。
普通のノートパソコンの様なクラムシェルという折りたたみができるタイプや、カバーやキーボードをつけ外しする事でタブレットの様に使えるデタッチャブルタイプなどが存在します。
スマホの相棒足り得る理由とは
スマホと一口に言っても日本で所有率の高いiPhoneではなく、AndroidOSを搭載したスマホ(Pixel7)を相棒にしています。
ご存知の方も多いでしょうが、AndroidというOSはGoogle社が作っているので同じくGoogle社製のChromeOSと親和性が高く、色んな面で連携が可能です。
Chromebookには特筆すべき点があります。それはChromeブラウザをPCと同じくフルブラウザで扱うことができるのです。
スマホやタブレットでは専用の表示となっていて、基本的にはフルブラウザ表示ができません。普通のタブレットでは代用が効かない点になります。
フルブラウザの何が良いかというと、ブログなどを書いている場合ブログサービス内での執筆フォームなどがありますが、それをPCと同様の使い勝手で使用できる事です。勿論、Wordpressなどの記事投稿画面もPCと遜色なく使えます。
PCライクな要素が良い点ならば、PCを使ったほうが良いのでは?と思った方もいると思います。一般的なPCとの差別化点は他にもあります。大抵のChromebookは画面がタッチパネルになっており、付属のペンやUSIペンを使用する事で手書きのメモやノートなどを書くことができるのです。
手書きは写真同様に情報密度が非常に高く、色んな考えを広げる力を持っています。例えば、文字を丸囲みしたり、強調したい箇所をハイライトや色を変えて書いたり、絵や図形を描き込むことも出来るのです。
そうやって後々見返す際に注意を引く書き方がされていれば、そのメモやノートの重要な箇所がひと目で分かったり、書かれている物事の優先順位などもすぐ理解できます。そうやってインスピレーションを引き起こしやすくするのです。
Chromebook特有とは言えないが、アウトプットデバイスとして優れているコト
スマホとの掛け合わせで良い点は、PCライクな端末のため画面サイズが大きいことです。文章を書く際は自分の経験や知識も必要ですが、他にも参照したい情報、その情報の比較・精査などをする事もあります。その際に画面サイズが大きいと一覧性が高く、スマホよりも作業が捗るのです。
クラムシェルであれ、デタッチャブルであれキーボードがある点も重要です。特に慣れの差が大きく無ければ、スマホのフリック入力よりキーボード入力の方が素早く文字入力することが出来ます。
余談
あまり文章執筆とは関係がありませんが、非常に面白いChromebookの特色もあります。先述しましたが、ChromeOSは元々Chromeブラウザ特化の設計でしたので、基本はChromeブラウザのみで作業が完結するものでした。もしAndroidアプリを使わなければ、現在でもChromeオンリーの運用は可能ですし、大きな利点も生まれます。
それは端末に依存しない作業環境を用意できることです。
例えば出先でChromebookを持っていない場合でも、ネットカフェなどに行ってパソコンを使い、Chromeブラウザに自分のGoogleアカウントでログインすれば、データなどは同期されていますのですぐにChromebookで使っていた作業環境にアクセス出来るのです。
おわりに
スマホ(Android)✕Chromebookの文章執筆環境について語ってきました。
具体的な文章執筆をするために使っているサービスなどは別の記事に書いていこうと思います。
Chromebookが何故文章執筆に役立つのか気になった方や、Chromebook買ったけれどイマイチ活用できていない方などの参考なれますと幸いです。
ChromebookはPCとタブレットの成りぞこないの中途半端な端末ではないと思っています、むしろ良いとこ取りの合いの子的デバイスで、文章執筆ひいては知的生産の様な活動に大いに役立つものです。良ければもっとChromebookを活用していきましょう。