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誰かのいちばん、自分のいちばん

いちばん好きな花というドラマを観た。
silentを観ていた人間として、あの製作陣が作ったドラマは観ないわけにはいかない。

実際silentを観て、想と紬や周りの人間模様、その人達の様々な視点での言葉や、言葉に表すのが難しい想いの様なものを感じる事ができて、切なさややるせ無さと共に多くの気づきを得た。
でも、すごく大好きなドラマなのに毎話観るたびに苦しくてその気持ちになるのが怖くて2回目を観る事がなかなかできないでいる。
でも、この季節になると観たくなってしまうな、どうしたものか。

ドラマは大体出演者や、予告内容で興味があるかないかで観るか決め、一話を観てその後見続けるか決まる。
いちばん好きな花は一話を観て、やはり好きなドラマだと思った。
年齢を重ねるにつれ、学園ものだったり現実離れした内容のものからは自然と遠ざかってしまう。

このドラマの冒頭は幼少期にどのように育って今に至るのか、登場人物それぞれの人物像を映すことから始まる。
私にとって割と序盤から結構苦しい展開だった。

異性関係で友情は成立するのかという議題は長らく議論され続けているが、結局人それぞれだ。
今までずっとご飯に行っていた仲のいい異性友達に恋人ができた時、恋人に悪いと思って遊びに誘わなくなったりするが、なんかそういうのも最近煩わしく感じる。
でも当事者間ではっきりしている関係性でも、それを第三者に立証することは難しい。
異性ってだけでこんなに面倒なのか、と最近つくづく思う。もしかしたらそれは結婚適齢期ゆえの悩みなのかもしれない。

周りがどんどん結婚して子供ができて、遊びに誘いづらくなって。大人になるってこういうことか、これが普通なのか。
アラサーで結婚の予定も特にないけど、仕事をして自己投資をして自由に有意義な生活を送れている今がとても楽しい。

なぜだかこの歳になると恋人がいること、結婚していることが普通というか当たり前みたいにされる。
同じように自分の生活を楽しんでいる人もまた普通であるという価値観が、今生きている全ての人にあればいいのに。なんで肩身の狭い思いを少しでも感じなきゃいけないのか。
好きで一人でいる人もいるということ、忘れられ過ぎている。

ドラマの話から少し脱線してしまったが、同性だからか登場人物の女性二人の心情に心が苦しくなる部分が多かった。周りからみて長所だと思う部分も本人はそれに苦しめられてるのかもしれないと、今田美桜ちゃん演じる女性に考えさせられる部分があり、より周りへの発言に気をつけようと思った。
あと今田美桜ちゃんの同僚の男の子にめっちゃくちゃ腹立ってしまった。本当にいるから。

第二話、話がどう進んでいくのか来週まで楽しみだ。

生きるのって難しいね。

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