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『陰』の作品を観て〜横浜ボートシアター「犬」より〜

先日、「横浜ボートシアター」(劇団)の『犬』という作品を観てきました。

親戚の叔母のおすすめで。

87歳で週に1日しか家にいない生活をしている叔母。

基本的に、絵画、音楽、神社仏閣、書、登山…etc 様々な場所に一人で行ってしまう。

叔母は、亡くなった父の家系。

ちなみに、母と父は私が幼少期の頃、離婚したため、会った記憶があるのは3回ほど。

叔母は私の存在を認識していたらしいが、私は全く知らなかった。

今年の8月、祖母の葬儀で初顔合わせ。

こんな若造の話も熱心に聞いてくれて、すっかり意気投合🤣

こんな風にいつまでも行動的に生きていたい。そして、指導的にならずに年齢関係なく相手を敬うことを忘れない。そんな叔母を心から尊敬しています。

さて、その叔母からのおすすめの「犬」!!

おすすめ理由は以下の通り。

「内容も素晴らしいし、語りも良いの。そして「音楽」がとても良いのよ!!あなたも音楽をやっていくのならとても勉強になるはずよ。犬の原作も送っておきます。」

人形劇ということで、見る前に内容をしっかり把握してから行くことにした。

今まで「陽」の作品。前回、投稿した「アラジン」など。

キラキラしているようなものにしか興味を示したことがなかった私。。。

暗い「陰」の作品に興味を示さなかった。いや、意識的に避けて生きてきたのかもしれません。

叔母曰く、「この作品の中で、松本さんの音楽が光になっていると私は思うの。とても素晴らしいのよ。是非、勉強してらして。」と大絶賛。



ここで、あらすじをHPより引用

〜「犬」〜

アフガニスタンのガズナ王朝のスルタン・マームードが、北インドへ進軍を繰り返していた頃、壊滅したクサカという町で苦行を行う一人のヒンドゥー教の僧侶がいた。

毎日彼の脇を通り抜ける一人の若い娘は、進軍の途にあって自らを弄び孕ませた回教徒軍の将校にあろうことか恋をし、再び会えるよう猿神に願を掛けている。

それを知った苦行僧は激怒し、シヴァ神の聖水による七日間の清めの儀式を命じた。

七日目、頑なに恋心を捨てぬ娘に僧侶が行ったことは恐るべき背徳であり、奇怪極まるものであった……

詳しくはこちらへ🔽



というなかなかなハードな内容。

これを一体どのように表現するのか?

いざ、公演日!!

暗がりのライブハウス…

舞台には、木が2本と木箱のみ。

二人の語り手と二人の演者、そして音楽担当の松本さん。

語り手さんや演者さんの演技力圧巻でした。特に「発声」がすごかった😂✨

しかも語り手の方々はおそらくご高齢の方。年齢を感じさせないパワフルな発声の語り。これは相当、練習を続けてことないとできない域だと感じました。

そして、音楽担当の松本さん。。。

すんごいです。一人で何種類の楽器を演奏するんだろうか…

場面、場面に合わせてタイミングを見計らい音楽をつけていく。

その音楽により、演技が引き立つ。演技に合わせながらアドリブの箇所もあるのではないかと感じました。

まさに「陰」の中の「陽」を担当されてるのだなと感じました。

音楽がつくことで、生々しい演劇にならないんだなあ。

舞台を見終わった後の感想としては「なるほど。この少人数で原作を再現できるってすごいな。そして生々しさを感じないで観ることができるのか。」

ただ、叔母が熱弁する良さがその時の私には理解できませんでした。

数週間後、親交の深いお方にこの話をしたところ

「叔母様は、ソウルさんの感性を2、3個上に上げようとしていると思うんです。だからすぐには理解できずに後々、理解できると思いますよ。」

なるほど…考えてみたところ。。。

『あ〜〜!?あの劇は抽象の劇だったんだ!!??』

演者の方の演技は生々しい表現や描写は行わず、本来の日本人が持っている感性で理解できる演技…

「能やん!!抽象の演技で、品が良く伝わる感じ!!能やん!!」←さらば青春の光風←さらばの森田さん大好きです←どうでもいい情報の羅列

そして、抽象表現をより具体表現に変えてくれる役割の「音楽」だったんだ!?

叔母さんはきっとこれを聴かせたかったんだな。。。

あくまで推測と個人的意見ですので、間違ってるかもしれません💦

改めて音楽の可能性に触れることができた作品でした。

さて、これをどう「歌」に活かそうか…

やはり、大袈裟な味付けはいらないのかと感じています。

エモーショナルな部分は大事にしながらも、感情をぶちまけるような歌い方は違うかなと。

特に過剰な表現をせずに…

だめだ、わからない笑

まだ、完全にこの演劇を消化しきれていないのかもしれません。

また、いつかお勉強しに伺いたいと思います🙏

次回のnote、テーマは「愛」!!

「愛」から学び、歌唱へ昇華するには…何が必要なんだろうか。

今、私が思う愛について。そして、私の周りにいる素敵な方々の「愛」についてご紹介いたします。

そうそう、ちょうどYOSHIKIさんの新BAND『THE LAST ROCKSTARS』のバンドイメージを一言で「愛」と表現されていました!!

次回、12月30日(金)12:00投稿予定!!

皆様も一緒に!こんな世の中だからこそ、こんなご時世だからこそ、愛ってなんなんだろう。

改めて一緒に考えてみませんか?

と言うことで、この曲を聴いてお待ちくださいませ🤣

本日も長文を読んで頂き、ありがとうございました。


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