The Birthdayのコピーバンドを組んだ
一昨年末にチバユウスケが亡くなり、昨年1月に献花式が開催され約1年。このタイミングでThe Birthdayのコピーバンドを組み、ライブに出ることになった。
※チバの献花式に参列した時のnoteはこちら
高校生の頃はミッシェルガンエレファントに夢中だった。しかし、ミッシェルが解散した後、The Birthdayが結成された当時、チバの新バンドに期待を寄せたものの、ミッシェルの影を引きずってしまい素直に聴けず、自然と興味も離れてしまった。
ただ、チバの死をきっかけに、改めて彼の音楽性やミュージシャンとしてのアティテュードに惹かれ、今更ながらThe Birthdayに惹かれている。
要は、自分はミッシェル懐古厨、にわかバースデイファンである。
前段が長くなったが、今回The Birthdayのコピーバンドを結成し2/9にライブをやることになった。
今のところ一回きりの企画バンドの予定。このライブが終わったら活動も終了すると思う。
メンバーは全員社会人。言ってしまえば趣味の発表会でしかない。ただ今回、バンドを組みライブに向けて練習するにあたり、かなり色々な想いを頭の中に巡らせながら日々を過ごしていた。
せっかく色々なことを感じていたのだから、少しでもその想いを共有したい。
ということで、今日からライブの日まで、ライブに向けて練習する日々の中で感じたアレコレを2週間かけて少しずつ発信していこうと思う。
演奏曲のことやギターのこと、バンドのことなど、ゆるゆると語りたいと思っているが、今日は総括的に今感じていることをお伝えしたいと思う。
・The Birthdayというバンドの魅力の深さ
・ギターという楽器の楽しさ
・バンド活動の楽しさ
大枠としてはこの3つを語りたいと思っている。
・The Birthdayというバンドの魅力の深さ
あくまで個人的な解釈だが、The Birthdayの最大の魅力は、チバの等身大のパーソナリティがストレートに伝わる音楽性だと思う。
ミッシェルガンエレファントはファッション性や世界観、そして演奏力など、ただただ超越していて、ダークヒーローのような偶像視をしてしまう存在だった。
一方で、The Birthdayは、ミッシェル時代には見えなかったチバの個人的な感情やメッセージが楽曲に散りばめられていて、かっこいいんだけど、時にお茶目で時にちょっとダサい、そこも含めて人間臭さに溢れたバンドである。
瞬間的に熱狂に引きずり込むミッシェルのような破壊力はないけど、The Birthdayの曲はボディーブローのようにジワジワ効いて掴んだ心を離さない。
ミッシェルありきで語るのは違うかもしれないけど、ファンタジー的なミッシェルとリアルなバースデイ、そんなコントラストが愛おしすぎて深みにどんどんハマっていく。
より詳しくは、セットリストの一曲一曲を掘り下げて語っていこうと思うが、ミッシェル懐古厨だった自分は今も現在進行中でThe Birthdayの沼に引き摺り込まれているのである。
・ギターという楽器の楽しさ
The Birthdayの楽曲は極めてシンプルなロックナンバーが多い。派手なことをあまりしてないので、聴いた印象は簡単そうで、まあなんとでもなるだろうと思っていた。
しかし、いざギターを弾いてみると想定よりも全然難しい。
主張は控えめだけど楽曲の世界観を丁寧に紡ぐ、ギタリスト・フジイケンジのギター。荒々しさもありつつ、繊細でもある。簡単に弾いているようで、一音一音に意図を感じる。そんなニュアンスを拾い自分のものにしながら楽曲とシンクロしていくのには、けっこう時間がかかった。
また、今回音作りに大変苦労した。
派手さはないけど、どっしりとした芯があり、バンドの中で決して埋もれないフジイケンジのギターサウンド。
いざ自分が弾いてみると、なかなか出したい音が出せず、今回、自分の音作りを改めて見直すことになった。
かれこれギター歴25年くらいになるけど、こんなに音作りに真剣に向き合ったのは初めてである。試行錯誤の末、ようやく掴めてきた音作りの感覚。本番で自分の音がちゃんと出せるかどうか、楽しみであり不安である。
・バンド活動の楽しさ
今回、約7年ぶりにバンドを組んだ。
20代〜30代前半は自分にとって日常だったバンド活動。その後、結婚して子どもが産まれ、コロナ禍もありつつ仕事も忙しくなり、バンドのことは常に頭の片隅につつも、バンドをやる機会からはだいぶ遠ざかっていた。
以前は日常だったバンドだが、今では夢になっていた。
そんな中訪れた今回の機会。
うちのバンドはまだまだ下手くそだけど、仲間と一緒に少しずつ何かを形作っていく作業はやはり楽しい。今となっては貴重な機会。だからこそ、今まで以上に真剣にバンドと向き合っている自覚がある。
一回きりのライブ。流してしまうように当日を迎え、終わってしまうのはもったいない。
そういった意味で、今感じている色んな想いを書き留めておきたかったし、少しでも誰かと共有したいと思った。
と、長くなってしまったが明日以降、もっと掘り下げて曲のことやギターのことを語っていきたい。
もしよければ、お付き合いいただけると嬉しいし、少しでも何か感じるものがあれば、ライブに足を運んでいただき、想いを共有したい。
【ライブ情報】
・DATE:2/9(日)
・PLACE:新小岩bushbash
https://bushbash.thebase.in
・TIME:open 14:30/ start 15:00
・TICKET:free!
・ACT:
チーム山口界隈
ザ・リバースデイ🤮(The Birthday)
ティートエイチ(UK系オリジナル)
陽だまり⭐︎Rock(アニソン)
蒼は流れてる(邦楽オムニバス)
ヒヨコサウンドファクトリー(オリジナル)
ザ・リバースデイ🤮にギターとして出演。
15:40頃から演奏予定です。
※セットリスト
他3曲