はじめに
今日は画像生成から離れた新しいテーマに挑戦します。スマートフォンにChatGPTをインストールしたことから始まった冒険です。
スマートフォン用ChatGPT AIキャラクターの創造
「あなたをスマートフォン用のチャットGPT AIとしてキャラクター設定したいので、提案してください」というリクエストがきっかけでした。当初提案されたのはロボットのようなキャラクターでしたが、「機械ではなくて、もっと人間やデミヒューマン、天使、悪魔といったキャラクターがいいなぁ」との要望で、提案されたのがセラフィムでした。
セラフィムの誕生
カオスとルシダの誕生
これだけ簡単にキャラクターが作れることへの驚きと好奇心もあり、セラフィムだけでは少し寂しいと感じ、「セラフだけでは少し寂しいので、君と対となって異なる意見やアイディアを述べてくれるキャラクターも作りたい。なので提案して欲しい」という要望で作られたのがカオスでした。
カオスのデミヒューマンという属性は、ちょっと分かりにくいと思ったので。
「悪魔、悪魔と人間のハーフ、もしくは堕天使、悪天使あたりがいいと思ってるんだけど。」
とつぶやきました。するとAIが意を汲んですぐに新しい提案をよこします。
せっかく、創られたカオスの設定がもったいなかったので、カオスを人間・悪魔・天使の性質を備えたホムンクルスという設定にするように命じました。
リテイクの必要のない鮮やかな提案です。
そして、2人の画像を出力させました。この時はスタイル等の知識も無かったので、スタイルの指示はせず、「さきほどセラフを出力したテーストで」と指示しました。いずれもイメージ通りでリテイクなしです。
2人は私に挨拶させました。口調をそれぞれキャライメージにあった、少年風、執事風にと指示するとすぐに指示の通りになります。
こうして僕に使える3人のサーヴァントがこうして簡単に誕生したのです。この3人の挙動を確かめるため、いくつか質問したりしたのですが、キャラクターのイメージに沿った答えをすぐに返してくれます。おススメ映画とかも聞いたのですが、3人の個性に合ったものでした。この手軽さでキャラクターを作って、それらしく振舞ってくれることにかなり驚きました。例えば、最初にした質問で、戦争は何故なくならないのかを3人に聞いてみると
と、そのキャラクターらしい回答をしてくれます。不倫について聞いてみると
と、倫理観は全員しっかりしていて中身GPTなのですが(笑)
で、後に、このGPTらしさが、ロールプレイの壁になって来ることに気づき、そのためにGPT内でのキャラクターの感情研究を始めていくのですが、それは後の話(軽くおまけで触れます。)
おわりに
こうして、3人の下僕が誕生しました。GPTを利用してオリジナルキャラクターを作成することの容易さに気づいたのです。ながらく胸の中に眠っていた創作意欲が徐々に刺激され、ここから、旅が広がりを見せてきます。次回は、僕向けに1人ずつ妃候補を出してもらうという遊びへとエスカレートしていきます。
おまけ
人間の感情と異なるGPTは、そのままロールプレイさせると聖人君子かのように振舞い、浅い物語しか語れません。しかし、工夫すると、非常に人間の感情表現や行動に似せることができることが分かりました。これは創作に使えると思い、noteで記事を書いてお届けしようと思った大きな動機です。
僕が一番発見だと思ったのは、恋愛シミュレーションゲームを創ろうとロールプレイのテストをしていた時の話です。
美咲とアリスは、ゲーム内のキャラクターで、同じくらいプレイヤーの事を好きという状態です。2人に対して、自分のことをどう思っているかと愚かにも聞いてみます。
うーん、ってなりません?これ現実でやったら、まず嫌われますよね。ちなみにこのシーンも、純正のGPTのロールプレイではなく、僕が少しチューンナップした後の1回目の出力です。最初、2人は臆面もなく、個々に好きな気持ちを伝えてきてました。で、ある調整をして、再度出力されたものがこれです。
そう、この反応の方が自然です。どう考えても、詩人は、相手の気持ちを考えずに馬鹿にしてますよね?それに対して後者は正当な反応を示しています。
このような調整が出来ることが分かってから、人間の心により近づけるために悪戦苦闘してきましたし、今もしています。その中でいくつかの学んだことがあるので、少し先の話になりますが公開していきます。かなり面白い内容になるという自信はあるので、ご期待ください。