あのね うまく言えないけど 君といて 君が傍にいてくれて 何百回目 何千回目に また 感動した…
それは寝苦しい夜だった。 汗のせいでべっとりと背中にパジャマが張り付き、水をいくら飲んで…
疲れたなあ 暗い路を眺めて 無気力に言う 誰に言うでもなく 何かを望むわけでもなく 疲れた…
ファークスは黒い犬だ。 世界が戦争で崩壊してから、生き残った動物は多くはない。 あの日、…
僕は だれにも見えない ぬくもりが欲しくても 触れることはできない 寂しいよ 悲しいよ 誰か…
旅が好きだ 大好きなあの部屋を抜け出して ちょっとといいホテルに 連泊するのが好きだ 違…
【無人映画館】 だあれもいない映画館 何がスクリーンに映るんだろう それが自分の今までの…
神様はいないと思う? 私には神様がいたの 手乗りサイズで ひらひらと飛び回って いつも上か…
朝の光が嫌い カーテン越しに 白い光で 眠る私の背中を刺してくる 全てを明らかにするように…
静寂は 怖い 音楽がないと 息ができなくなる こんな昼下がり 今 かかっている音楽がなかっ…
小説を書くことは 自分を酷く痛めつけることだ 書き上がった朝 自分の書いた作品が怖くて 震…
音楽が 脳の中で突然途切れた 私のナカはいつも音楽が溢れていて リズムにあわせて生きている…
-prologue- 枯れゆく世界 灰色に もっと灰に 冷たく 哀しく 残酷に 白いベッドに横たわる…