藤田嗣治 心の旅路をたどる -手紙と手しごとを手がかりに @ アサヒグループ大山崎山荘美術館
藤田嗣治 心の旅路をたどる -手紙と手しごとを手がかりに @ アサヒグループ大山崎山荘美術館
2023.12.16 - 2024.2.25
大阪と京都の間にある、大正〜昭和初期に建設された山荘を改装した「アサヒグループ大山崎山荘美術館」
山荘の隣には安藤忠雄建設の地中館「地中の宝石箱」があります。
名が知られているにもかかわらず、個展が少ない藤田嗣治(レオナール・フジタ)の展示。
展示のメインは藤田が書いた手紙の数々。
筆まめだったようで、便箋にビッシリと書かれた藤田の文字。
デジタルでのやりとりがメインとなった現代ではアナログと感じる「手紙」ですが、文字に乗せた「藤田の想い」を感じることができました。
絵画の展示は少なかったのは残念でしたが。
静かな大山崎、古い洋館でしか持ち得ない空気感の中で見る藤田は特別感のある展示でした。
地中館「地中の宝石箱」は、安藤建築らしいコンクリートの展示室。
晩年のクロード・モネの大型「睡蓮」が展示されています。
直島「地中美術館」のように無機質な展示室に、光の一瞬の変化を描き続けたモネの作品はよく映えます。
こちらの展示も、忘れずに見てください。